ポテトチップスを開けたら、出てきたのは毒ヘビ!!
『外来種』とは、元々その土地に存在しなかった生物や植物が人間の手により入ってきたものである。
本来の生態系を壊し、守られるべき在来種を絶滅へと追いやったり、時には人間にも猛威をふるうこともある、招かれざる客だ。今年は日本でも外来種の毒アリ、ヒアリが発見され、各地で警戒が呼びかけられている。
生態系にも人間にも危険な外来生物だが、悲しいことに、危険性を分かっていながら密輸を行う人がいるのも現実。
先日25日、アメリカに輸入禁止の毒ヘビ『キングコブラ』を香港から密輸したとして、ある男性が逮捕された。
キングコブラは在来種に危害を及ぼすだけでなく、人間にとっても危険な生物である。そんな危険なキングコブラの密輸方法が簡易的すぎて驚きが隠せない。
Monterey Park man arrested on federal charges of smuggling king cobras into U.S. https://t.co/K4pkSisprm pic.twitter.com/j1UweVAEwb
— US Attorney L.A. (@CDCANews) 2017年7月25日
ポテトチップスの缶----っ!!あまりにも簡易的すぎないか、、、逃げたらどうすんの!!
今回密輸されたキングコブラはまだ小さいが、成長すると平均で全長3~4メートル、体重6キロにまで巨大化するといわれている。
そんなキングコブラの子どもが3匹、ポテトチップスの缶に詰められて、香港からアメリカへやってきたのだ。
逮捕された男性は、今までにも同様の手口で2回密輸を行い、20匹のキングコブラの輸入を試みたが、輸送中に死んでしまい不成功に終わっていたと供述。
もし20匹ものキングコブラが生きたまま密輸されていたら、、、と思うと背筋が凍る。
合衆国魚類野生生物局(USFWS)が男性の自宅を捜索したところ、自宅の水槽には保護対象となっているワニやカメなどが飼育されており、男性は輸入だけでなく、輸出も行っていたことも発覚した。
男性は裁判で有罪となった場合、最高で20年の懲役をくらうことになるそうだ。
環境を壊すだけでなく、人間にも大きな影響を及ぼす外来種が、各国で今以上の猛威を振るわないことを願うばかりである。
参照元:Twitter