12年後のペニスっ?!!!
妊娠が判明し、誰しも一度は気になることと言えば、赤ちゃんの『性別』ではないだろうか。性別が判断できるようになる時期が待ち遠しくて仕方ないママは、きっと多いことだろう。
性別は受精の瞬間に決まるが、ドミニカ共和国のサリーナスという村で生まれる子どもには、通常では考えもしないことが起きるというのだ。
赤丸あたりが問題のサリーナス。
サリーナスで頻繁に起きる『Guevedoces(ゲヴェドース)』と呼ばれる現象。それは、日本語に訳すと『12年後のペニス』を意味する。
12年後のペニス、、、?どこか意味深で、なにかの暗号のようだ、、、
私たちにとってはまったく意味不明な言葉だが、サリーナスでは生まれてくる子どもの約2%は『12年後のペニス現象』を体験するという。
思春期を迎えると共に、ペニスが生えてくる?!
『12年後のペニス』は、生まれたときは女の子だったのに、思春期を迎える12歳ごろになるとペニスが生え始める現象のこと。
通常では妊娠8週くらいから男性器が形成され始め、生まれるときにはペニスが出来上がっている。
しかし、この12年後のペニス現象では、本来は男の子なのに、生まれたとき陰茎や睾丸はまるで女性のワギナのような形になっている。
そして思春期をむかえる12歳ごろになると、ワギナがペニスへとトランスフォームしていくというのだ!!
胎児のときに浴びるべきホルモンが足りず、女性器のような局部を持って生まれてくるが、思春期をむかえ男性ホルモンが活発になったとき、本来の男性器が形成され始めるのだという。
サリーナスではこの現象が約2%の高確率で発症するため、地域特有の遺伝的なものだとみられているそうだ。
ちなみに病院での出産であれば、医師により本来は男の子だと判断されるが、自宅出産では見分けがつかないままペニスが生え始めるまで、女の子として育てられることになってしまうことが多い。
自宅で生まれ、7歳でペニスが生えてくるまで女の子として育てられた男性は、幼少期から自分が女の子として扱われていることに違和感を持っていたという。今ではペニスが生えてきて本当に良かった!!と実感しているようだ。
100人に2人がこの奇妙な体験をする村。体験した人は不思議な幼少期を過ごすことになるだろう。
しかし、自然にトランスフォームしていく過程は、選ばれし者にしかできない経験であり、誇らしくもあるのかもしれない。
参照元:METRO