まるで別世界?荒廃した世界観を作り上げるアーティストがスゴイ
みなさんは、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や、「ボーダーランズ」というゲームをご存知だろうか。
どちらも荒廃した世界を舞台にした人気作品であるが、私(吉川ばんび)自身もそういう世界観が好きで、よく観たりプレイしたりしている。荒れ果てた地での戦いや、砂漠の上を車が走り抜ける描写なんかもうめっちゃカッコイイ。
そんな私だが、先日Twitterで、荒廃した世界をリアルに体現した「あるもの」を見て、とんでもなく衝撃を受けたのだ!!
今回は、実際にその作品を作っている方をご紹介したい。
まずは、彼の作品からご覧いただこう。
多脚機関戦車トーマス
ヤバイ。
初めてこの画像を見たとき、「ト、トーマス・・・?」と思ったと同時に、「何これ強そう!!」とテンションがめちゃくちゃあがってしまった。
胴体部分のシールやサビなど、細部まで作りこみがされており、製作者の愛が伝わってくる作品である。
ちなみにこの紹介動画で5分くらい笑った。レーザー照射が可能で、風船を割ったりマッチに火をつけることもできるそう。クオリティの高さがハンパではない。
この魔改造トーマスを作ったY_NAKAJIMAさんは、人気キャラクターのフィギュアなどを改造したりして、多数の作品を手がけている。その独特の雰囲気から、私を含む大勢のファンから注目を集めているのだ。
多脚機関戦車トーマスは「コンバットクリーチャーズ」という多脚ロボットのラジコンと、きかんしゃトーマスの玩具をベースに改造しているとのこと。
ちなみにこの「多脚機関戦車トーマス」、ちゃんと設定もあるそうだ!
トップハム・マッド卿が操る殺戮マシーン。
元は人工知能搭載型の気の良い機関車であったが、終末戦争で全てを失い、狂気に取りつかれたトップハム卿によって改造された。
殺人光線、脳ミソ溶解電波、火炎放射などで攻撃する。
※トップハム卿・・・『きかんしゃトーマス』において、トーマスのいるソドー島の鉄道の重役・局長を務めている
それにしても見た目が怖すぎる・・・
ちなみに、「多脚機関戦車トーマス フル・アップグレードver. (After Effects)」の動画はこちら。
他にも、多数の作品を作っているとのことなので、そちらもご紹介していこう!
おそうじトーマス
続いてもトーマスシリーズ。こちらの動画で、実際に動くおそうじトーマスをご覧いただきたい。
はぐれトーマスの大量発生問題を受けて開発されたおそうじロボット。
高度な機能を必要としないため、今まで廃棄されていた未発達のユニットでも再利用可能となった。
普段は単に清掃を行うだけのロボットだが、対はぐれトーマス兵器としても機能する(巣を見つけると潜入して自爆する)
ルンバ的な清掃ロボットのようだが、多分小学校低学年くらいまでの子どもなら余裕で泣かせる。ほしい・・・。
フローリングをキレイにするおそうじトーマス
おそうじトーマスは、「学研 大人の科学マガジン Vol.33の付録 卓上ロボット掃除機」を改造して作っているそう!
ちなみに、上記で紹介しているはぐれトーマスはこちらを参照。
トップハム・マッド卿には殺戮と破壊以外にも熱意を注ぐものがある。
それはバイオ技術を用いてトーマスユニットを複製・改良することだ。
これはトーマスの顔面クローンを育成するための機器である。(2ユニット同時育成が可能)
この時期はスクラップや虫などを食って成長する。
成長したユニットはドローンや生体兵器等に移植される。
トップハム・マッド卿はこのような生命倫理に著しく反した悪魔的工作実験が大好きだ。
Pk.A
俺はこいつと 旅に出る
鍛えた技で 殺りまくり
仲間も殺って 次の町へ
もはや説明する必要もないでしょう。ちびっ子にも大人気のアイツです。尻尾がナタみたいな武器になっている。出くわしてもゲットせずに全力で逃げ出すレベル。
こちらも作りこみが非常に細かく、後ろにはポ○モンマスター(?)まで座っている!
しかし、この絶望感はどうやったら出せるんだ・・・
独特の世界観を生み出す、唯一無二の才能!
いかがだっただろうか。
ダークな世界観ではあるものの、あなたも新たな扉を開くことができたのでは?
いくつか作品を紹介したが、まだまだY_NAKAJIMAさんの作品の魅力は伝えきれない。
今回、この記事を執筆するにあたって、Y_NAKAJIMAさんのブログやTwitterを参照させていただいたのだが、様々な作品がアップされており、面白くてついつい夜更かしして読みふけってしまった。
なぜこんなにも心をわし掴みにされているのかはわからないが、みなさんにもこの魅力を伝えたくて記事を書いたので、是非一度作品を見に行ってみてほしい!