なかなか声にあげては言えないものの、職場で不当な扱いを受けている人は多いのではないだろうか。
近年、華やかなモデル業界でもモデルたちの不当な扱いが問題視されている。ショー出演においては、キャスティングが決定するまでモデルたちは常に弱い立場に置かれる。薄暗い待機場所で数時間拘束され、トイレに行くことすらできないこともあるという。
知名度のあるモデルでもその条件は変わらず、適切な労働環境を保証するための団体が、今年6月から動き出している。
モデルがまさかのファ○ク投稿!
そんななか、アメリカ人モデルのルイーズ・パーカー(28才)がインスタグラムにこんな投稿をしたのだ。
な、、、中指っ!
まさに『ファー○ク!』である!
ハッシュタグをみてみると、、、 #fuckyoubalenciaga(ファック・ユー・バレンシアガ)!
やっぱりそういう意味なんだ。
バレンシアガといえばフランスを拠点に展開する有名ブランドである。そんなビッグネームを相手にこの挑戦的な投稿、一体何があったのだろう。
髪の毛まで切ったのにショー出演を断られる!
バレンシアガのために飛行機で12時間かけてやってきて、ショーのために髪の毛を切ることまで同意したっていうのに、その翌日にショー出演をドタキャンしてくれるなんて最高ね!あんたたちのところには24時間体制のセラピストがいるらしいから相談に乗ってもらおうかしら。髪の毛切ってくれてありがとう。
ルイーズは2018年バレンシアガ春夏コレクションのキャスティングに召集され、アメリカからフランスまではるばるやってきたのだという。そしてショー出演のために髪の毛を切ることにも同意しカットしたのである。
それなのに翌日、バレンシアガ側から「今回の出演は見送りさせていただきます」という連絡がきたのだ!!!
弱い立場のモデルが立ち向かう姿勢に賞賛!
バレンシアガ側の説明はこうだ。
今回は出演を見送りさせていただくことになり残念です。お互いの間に誤解が生じてしまったようですが、フィッティングに召集されたからといってショー出演を確定するものではございません。
フィッティングの時点でショーに見合わないと判断されれば、不採用になるということは理解できる。しかしルイーズのように片道12時間のフライトを経て、髪の毛まで切ったというのであれば、少し話は違うのではないだろうか。
渡航費やフィッティング料金は支払う予定だとブランド側は主張するが、そんなものはモデル擁護団体に寄付するわ!と、とことん自分を貫くルイーズ。弱い立場であるモデルがブランド側に立ち向かうこの姿勢は多くの共感を呼び、波紋を繰り広げる事態となった。
今回の彼女の勇気ある行動で、今後、職場で不当な扱いを受ける人が減ればいいなと思うのである。
参照元:Instagram