【問題】食べられるのはどっちだ!?職人の超絶技巧が光るスイーツ2選!!

アート

ぐっと肌寒くなってきた今日この頃。遂に食欲の秋がやってきた。あ~腹減ったな~。

ハロウィンでお菓子を貰ったり、栗拾いをしてホクホクに蒸して食べたり、秋刀魚を焼いて大根おろしと食べたり・・・秋は味覚の楽しみがいっぱいである。

そんなお腹ぺっこぺこなアナタに問題だ。今回取り上げる2種類のスイーツ・・・はたしてどちらが食べれるかおわかりだろうか!

MOTA – Museum of Transitory Artさんの投稿 2017年10月15日(日)

ゼリーコーティングされたプルンプルンなケーキと、陶磁器で出来た花瓶のように真っ白なケーキだが・・・・

実は、2つ目のケーキだけが食べられるのだ!!

・・・・ここまで引っ張ったが、鋭い方はもうお気づきだっただろう。とはいえ、この2つの作品の精巧さにびっくりしているハズ。

さて!では早速、この素晴らしい作品を生み出す、2人の職人をクローズアップしよう!

まるで本物のケーキのようなガラス工芸

思わずフォークを刺したくなる1つ目のスイーツは、本当はすべてガラスで作られている。

制作しているのは、アメリカのガラス工芸作家、シャイナ・レイブ氏だ。

これらの作品は「パティシエ―ル」シリーズの一つとして制作されており、すべてフランスのケーキをモチーフにして作られている。

磨き上げられたガラスが生むゼリーのような光沢、チョコレートのリアルな質感、そして生クリームの独特な形まで見事に表現されており、彼女の技が隅々まで光っている。

MOTA – Museum of Transitory Artさんの投稿 2017年10月15日(日)

ぽってりとしたクリームにかかったブラウンシュガーがおいしそう・・・。

MOTA – Museum of Transitory Artさんの投稿 2017年10月15日(日)

チョコレートをつまんでとりたいけど、触っても溶けない。繊細な飴細工の表現が見事である。

MOTA – Museum of Transitory Artさんの投稿 2017年10月15日(日)

くたっとしたクリームの形が非常においしそうだ。硬いガラスでできているというのに、柔らかそうに見えるところに、作者の技術力の高さが伺える。

この永久保存版のスイーツたちを、「欲しい!」と思った方も多いだろう。だが残念ながら販売はされておらず、アメリカ国内での展示のみとなっている。

レイブ氏の作品の展示情報は、こちらからご覧いただけるので、カリフォルニアにお立ち寄りの際には是非チェックしてみてほしい。

儚げで繊細なお花の飾られたケーキ

写真を見ているだけでもフローラルな香りが漂ってきそうな2つ目の作品は、本物のケーキ。生花にしか見えないほどリアルな花は、砂糖菓子である。

この作品を手掛けているのは、アメリカ・ニューヨークを拠点にするパティシエ、マギー・オースティン氏だ。

まるで絵画のように美しいケーキは、結婚式やパーティ用として非常に人気だ。このように注目を浴びたことで注文が殺到し、一時は約22万円(2000米ドル)にまで価格が高騰したという。

シンプルなバタークリームが塗られたスポンジに、まるで本物のようなお花が咲いている。全部砂糖菓子だとは思えない!

一段目についた装飾が、まるでウェディングドレスのフリルのようだ。食べるのがもったいないほどの美しさである。

シンプルなケーキだが、表面のクリームに模様がついており、グラデーションのかかった美しい花が添えられている。

現在彼女は、世界中を飛び回りワークショップを開いているのだという。公式サイトでは、ウェディング用の砂糖菓子のブーケや、作り方を解説している本、ケーキ制作のためのキットも販売している。ここで日本からでも注文可能だ。

・・・・・・・・・

以上、本物のケーキと見まごうほどのガラス細工と、リアルな砂糖菓子の花で彩られたケーキの2点をお送りした。

2人の職人の卓越した技術により、芸術作品として昇華されたケーキの虜になる人は多い。他にもたくさんの素晴らしい作品を発表しているので、気になった方は、インスタグラムとフェイスブックで是非フォローしてみてほしい!

 

参照元:FacebookInstagramShayna Leib officialMaggie Austin official

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