以前、筆者(sugi)は毛のない猫スフィンクスにタトゥーを入れまくった飼い主という記事を執筆したが、これはどう考えても身勝手な人間のエゴを押し付けた許されない行為である。
こんな悲しい出来事は二度と起きてはいけないと思い記事にしたのだが、またもや同様の悲劇が起きてしまったのである・・・。
胸にタトゥーを彫られた無毛の猫スフィンクス
それがコチラのスフィンクスだ。飼い主がインスタグラムに投稿した写真はすでに削除されてしまっているようなので動画でご覧ください。
翼の生えた古代エジプト人をイメージしたというタトゥーは無毛の猫スフィンクスの胸元に痛々しく彫られている。
そして、彫られている最中の写真にも、人間の身勝手さしか感じることができない。ただただ、怒りをおぼえるばかりだ。
非難されても、開き直る飼い主
飼い主でもあるウクライナ出身のイレーナは美人ボディービルダーとして名を馳せている。そんな彼女が飼い猫スフィンクスにタトゥーを入れ、その姿を自身のインスタグラムで公開するやいなや、当然のことながら非難を浴びることとなったのである。
しかし、当の本人は開き直るばかりだ。
うちの猫は去勢手術なんてしてないし、する予定もないわ。それってすごく残酷なことなの。タトゥーは違うわ。タトゥーを入れるまえにきちんと獣医に相談したし、タトゥーを入れている間も立ち会ってもらってたのよ。全部管理下のもとで行われたことなんだから。
皮膚の表面部、ごく薄い1~2ミリの場所に彫ったもので痛みは全くなく、施術後はすぐに平常通りの生活に戻り、いつもの様子と全く変わりはなかった、と悪びれる様子もなく話すイレーナ。そんな彼女に対し、動物愛護団体はこれは明らかに動物への残虐行為にあたると指摘している。
今後の調査で、このスフィンクスがこれまでにも残虐行為をされていたことを確認できれば、刑事事件となる可能性が高くなるという。食事として生牡蠣をあげているというくらい溺愛しているイレーナにその判決が下るのは難しいかもしれないが、生牡蠣を与えること自体が動物への残虐行為だとも言われている。
果たしてどうなるのか。そして今後このような悲劇はくり返されないようにと強く願いたい。