5ヶ月間も漂流していた女性2人と愛犬2匹を無事救出!
アメリカ海軍は10月26日、ヨットで太平洋を漂流していた女性2人と愛犬2匹を無事救出したと発表した!
なんと彼女達はこの春5月に故郷であるハワイを出発し、3200キロ以上はなれたタヒチ島を目指してヨットで出航。
5ヶ月間も経った今月末、やっと救助されたのである。
しかも、全員健康や栄養状態に問題はないようだ。
「本当に無事助かって良かった!」と筆者は胸を撫で下ろしたのだが、よくよく調べて見ると遭難当初、彼女達は想像以上に楽観的だった!
エンジンが壊れても大丈夫だと思っていた
なんと、彼女達がハワイを離れたのは5月3日なのだが、5月30日にエンジンが故障したらしい。
早すぎっ!!!
普通なら命の危機を感じ、焦って救助を求めそうなものだが、彼女達は違った。
エンジンが故障するも、「風の力で進めば、どこかに上陸できるだろう」と考えたらしい。
強すぎる精神力、、、すでに一周回って尊敬レベルだ。とても、遭難者が発した言葉とは思えない、、。
そして、遭難期間が2ヶ月目に入り、タヒチ到着予定日を大幅に過ぎた。そしてようやく遭難信号を発信したのだった。
しかし、発信が遅すぎたのか、彼女達の漂流する地点の近くに受信設備をもつ船舶や施設がなく、その信号は誰にも届かなかった。
その日から彼女たちは、毎日遭難信号を発信し続けたという。
そしてようやく10月24日に台湾漁船が、彼女達のヨットを発見し、無事にアメリカ海軍に救出された。
Rescued Hononulu woman recalls ordeal while lost at sea for months.
Update: https://t.co/RjGmqXO44T pic.twitter.com/IqNDOHhV3C
— Star-Advertiser (@StarAdvertiser) 2017年10月27日
その頃になると、さすがに彼女たちの精神もまいってしまっていたようだ。
彼女は船が見えた瞬間「心が跳ね上がった」という。「24時間以内での死をも覚悟していた」とも話し、この救助のタイミングは奇跡的だったと言えるだろう。
彼女たちが元気に5ヶ月間生き延びる事ができた理由
遭難したうちの女性の一人は「海水を真水に変える浄水装置、1年分を越えるオートミールやパスタ、乾燥米などの乾燥食品を積んでいたおかげで生き延びることが出来た」と語っている。
普通の人ならば、エンジンがとまったらパニックに陥ってしまうだろう。しかし、彼女たちは全く動じなかった。いや、動じなさ過ぎたともいえるこの事件。
ともかく、彼女達が無事で何よりである。一緒に遭難していた2匹のワンちゃんたちも、やっと走り回れると大喜びしている事だろう。