「象皮病」で舌が巨大化したクマの手術がミャンマーで行われる!

動物

皆さんはあるクマの舌が話題となったことをご存知だろうか?

クマの名前はニャン・トゥー(Nyan htoo)。ミャンマーの修道院に住む生後18ヶ月のツキノワグマだ。

修道院に住んでいるクマというだけでなかなか衝撃的な話ではあるが、今回注目すべきはそこではなくニャン・トゥーの舌。

どうしてそんなところに注目が集まったのか?百聞は一見にしかずということで早速その舌の画像を見ていただきたい。

ショック!顔と同じサイズに膨れ上がった舌!

おわかりいただけるだろうか?口から垂れ下がっているその物体はエサ用の肉でも、おもちゃでもなんでもない。

紛れもなく、ニャン・トゥーの口から生える舌なのだ!!

クマの舌は元々人間より長いとはいえ、これはさすがにおかしい。ただただ舌が成長した・・・なんてことはなさそうだ。

では、何が原因でこうなってしまったのかというと、これは「象皮病」という病気のせい。

「象皮病」というのはミャンマーではよく知られている病気だそうで、その名のとおり、皮膚(主に足)が象のようにごつごつしたものへ変化し腫れ上がってしまうという恐ろしい症状をもつ。

これはフィラリアという寄生虫が原因となり発症する病であり、主に人へ感染するもの。そのため、これまでにクマへの感染例は確認されておらず、今回が初めての例だと言う。

ニャン・トゥーは舌を引きずりながら生活することが多かったため、それが原因でクマへの初感染に繋がったのではないかと考えられている。

クマを救え!!とあるプロジェクトが始動

実はニャン・トゥーの舌が肥大化したのは今回が初めてではなく、昨年一度膨れ上がったときに地元の獣医らが協力し、舌の余分な組織を摘出したことがあった。

そのまま回復していくものと思われていたが、完全に治すことはできておらず、再度舌が肥大化する事態に・・・。

ニャン・トゥーはそのあまりの重さに、檻に首をもたれかけさせることが多くなっていった。

その姿に見兼ねた獣医や動物保護団体が今年の6月、ニャン・トゥーを救うために立ち上がり、手術を行うことに。

手術のための資金を募り、集まった医師たちがミャンマーで再手術。4時間の手術を経て、無事ニャン・トゥーの余分な舌は取り除かれた。

その時取り除かれた下の重さは、なんと合計で3キロにも及び、ニャン・トゥーが日々どれだけ苦しい思いをしていたかを感じさせた。

手術後は無事回復へ向かっているようで「ニャン・トゥーは元気です」というコメントも見つけることができた。

今回の手術は、資金を援助した人はもちろん、多くの専門家が知恵を出し合うことで実現できたものだという。

多くの人の協力で1つの命が救われる。たとえ相手が人でなかろうと誰かのために力を尽くすことは素晴らしいことなのだと、改めて教えてくれる話だ。

こちらが手術の様子。

参照元:The Herald You Tube

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やぐらー

やぐらーと言います。味覚が敏感なのか、よくえずくタイプの人間。特技はあの時を思い出してえずく「思い出しえずき」。ただ、何があっても吐くことはない安心設計。

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