いつになっても人種差別の問題がなくなることはなく、世界では毎日のように問題が起きている。
我々の耳に届くのはそのほんの一部にも関わらず、差別のニュースを見る日は少なくない。
先日もメジャーリーグでドジャースのダルビッシュ選手に対して、アストロズのグリエル選手が、アジア人を差別する行為と言われている「つり目ポーズ」をして何かと話題になった。
目の端を横に引き伸ばしてつり目にするこのポーズは、これまでにも何度か問題になったことがあり、その度に多くの物議をかもしてきた。
ただ、このポーズを差別行為と認識していない人も多く、ちょっと相手を「イジる」感覚でしてしまう人も多いらしい。
そのため、カメラの前で「つり目ポーズ」をしてしまう人もいて、無意識に差別してしまうなんていう厄介なパターンも・・・。
そして今回もまた、そんな「つり目ポーズ」が話題となっている。
韓国人選手に対してコロンビア選手が「つり目ポーズ」で乱闘寸前に、、
こちらが問題の動画だ。奥に映っている21番の選手に注目してほしい。
Edwin Cardona has caused outrage after making an alleged racist gesture during Colombia's clash against South Korea. ??
(Courtesy of MBC) pic.twitter.com/8NhcthKOI1
— Goal (@goal) November 10, 2017
これは先日行われた「コロンビアVS韓国」サッカーの試合での出来事。
韓国側のDFキム・ジンスがコロンビアのMFハメス・ロドリゲスにファウルで倒される。
なかなか立ち上がろうとしないキム・ジンスに対してハメス・ロドリゲスが強引に起き上がらせようとするものの、韓国のMFキ・ソンヨンがそれに対して怒りをぶつけ、ハメス・ロドリゲスが押し倒される。
これがきっかけとなり両チーム一触即発の事態へ。
互いに挑発し合う中、コロンビアの21番MFエドウィン・カルドナが韓国選手に対して「つり目ポーズ」を!!
この瞬間はばっちりカメラに撮られており、瞬く間に世界へと広がった。
韓国で大炎上!!
もちろん、韓国ではこの出来事が話題となり、ネットは火の海に。
「嫌な奴だ」
「本当にムカつく」
「許せない」
と怒りをあらわにしていた。
世界的に見ても彼を擁護する声は少なく、「つり目ポーズ」は差別行為だとして多くのバッシングを受けていた。
— Selección Colombia (@FCFSeleccionCol) November 10, 2017
エドウィン・カルドナは今回の件に関して公式に謝罪。
しかし、謝罪の内容が「軽蔑する意図はなかった」という言い訳にも聞こえる部分があったため、未だ許されることはなく、彼への非難は続いている。
FIFA(国際サッカー連盟)は今回の件についてどんな処分を下すかを発表しておらず、今後の対応が注目される。
参照元:Twitter GOAL Selección Colombia SPUTNIKNEWS