神奈川県藤沢市で目撃された不思議な球体の雲がこれっ!
日曜日の午後3時に湘南台で奇妙な雲を見たとFacebookで投稿がありました。
確かにこんなの、見たことがない…! pic.twitter.com/we1j5i2vKD— poppy (@pmxpvrtmx) 2016年12月6日
12月6日午後3時頃、神奈川県藤沢市湘南台付近でこのような雲が突如空に現れたのだ。
藤沢市というのがどこかわからない人のために地図で確認してみよう。茅ヶ崎と鎌倉の間に位置し、サーフィンやビーチで名の知れた湘南と呼ばれる地域のなかで最大の人口を誇るのが藤沢市なのだ。
車の中からみえた景色に驚きツイッターに投稿!
@pmxpvrtmx you were quoted by @BoingBoing https://t.co/0hPcvFrqgn
— Recite News (@ReciteNews) 2016年12月12日
この神秘的で見たこともないような球体の雲の出現の話題は世界中でまたたく間に拡散された。当初は加工をしているのではないかと疑われたほど珍しい形だが、これらの写真に一切加工は施されていないのだ。写真を撮影した女性はこう話す。「車に乗っていて外をみるとこんな丸い雲が突然現れたんです。すぐに写真を撮りましたが、私が裸眼で最初にみたときはもっと丸い形をしていたのであの時に撮らなかったことを後悔しています。」
この不思議な雲の写真は、Twitterに投稿された後21000回以上のリツイートと23000人以上の「いいね!」がつき、さらに拡散されていっているようだ。
この球体の雲の正体は一体?
@pmxpvrtmx @qwanovskaya ちょっと違うけど、こんなんも出てたよ。10月にだけどね… #雲 pic.twitter.com/5F2eOzNAV3
— はなぶさ はる (@hanabusa_haru) 2016年12月6日
16:00頃の郡山市安積上空の怪しい球体の雲
気味が悪い( ノД`)#イマソラ pic.twitter.com/LQmoVNbxHA— nico (@NicoSpqy9ba9) 2015年11月21日
どうやらこの現象は年に1度の割合で目撃されているようだ。気象現象に詳しい専門家たちはこの雲を「ロールクラウド」の種類だと分析する。ウィキペディアによるとロールクラウドは海風や寒冷前線からの冷たい空気の流出によって形成されるそうだ。
日本ではモーニング・グローリー(Morning Glory Cloud、巨大回転雲、巨大ロール雲)とも表記されることもある。朝方を中心に現れる、巨大なロール状の雲の帯というのが名前の由来となっているが今回藤沢市でみられた現象は昼間だったためこの名称が正しいのかどうかは定かではない。
他にもあった!世界で目撃された珍しい雲!
@pmxpvrtmx これは確か昨日のイギリスで現れたものです。これは… pic.twitter.com/w0drI47Heb
— りゅうき (@ryu0747) 2016年12月7日
実は日本でこの雲が出現したのと同じ日、イギリスではこんな雲が発生したのである。イギリスで目撃されたのはこのようなドーム状の半球体の雲である。遠く離れたイギリスと日本で同じ日にこのような現象がみられたことに不思議な感じをおぼえる。
Roll Cloud over Lake Michigan passing through #weatherphoto pic.twitter.com/yav9yTybfY
— #WeatherPhoto (@photoweather1) 2016年11月24日
そしてこれはアメリカのミシガン湖でロールクラウドの動きが動画でみれる貴重な映像だ。一瞬の間に差し迫ってくるロールクラウドにはちょっと怖ささえ感じてしまう。
他にもウルグアイやオーストラリアなどでも頻繁に目撃され、特にオーストラリアではよくある現象のようだ。他の国々では稀にしか見られない現象のためこのように話題になったのだろう。長いものでは10キロ以上にも及ぶものもあるロールクラウドなので何も知らない人が突如目にすると異様な光景に感じてしまうだろう。しかし怪奇現象でも異常気象でもない自然現象なので日本でこの雲をみかけたとしても安心してほしい。
参照元:Strangesounds、Twitter①、②、③