アメリカでは一般人も殺し屋を雇えるらしい
嫁が殺し屋を雇う・・・この一文を見たとき、漫画かよ!とつっこみたくなったのは手羽先(筆者)だけではないだろう。
だがアメリカでは、「離婚の手続きがめんどくさいから」といった軽~い理由で殺し屋を雇う不届き者がいるらしい。もちろん犯罪である!
今回お届けするのは、そんな殺し屋文化が引き起こした壮絶なニュースである!ドラマじゃねえ、実話だぜ!
妻が殺し屋に旦那の殺害を依頼!!
アメリカ、テキサス州ヒューストンに、とあるボクシングコーチの男性がいた。
この男性はロマン・ソーサ氏、50歳。
彼は先日、地元の探偵とFBIに協力してもらい、妻のマリア”ルル”ソーサ(43)が殺し屋を雇ったことを証明し、殺人罪で逮捕させようとしていた。
なぜ殺し屋に狙われておきながら生還したのだろうか・・・?地元メディアの取材に対し、ロマンさんはこのように当時の事情を打ち明けている。
妻は殺し屋のギュスターボと私が友人である事に気づかずに殺人を頼んだようです。私は実際にボクシングを教えた身なので、彼のことをよく知っています。
ある日ギュスターボから電話があり会ってみると、「あなたを殺そうとしている人がいる」と言われました。そのときはジョークかと思っていました。
そこで彼にテープレコーダーを隠し持ってもらい、妻が殺害を依頼し金を出すところを録音して警察に証拠として提出しようとしました。
なんと、妻マリアが選んだ殺し屋・ギュスターボは、偶然にもロマン氏が経営しているボクシングジムの元練習生だったというのだ!
その後、ギュスターボがマリアの元へ向かい、2人の殺し屋を紹介するふりをしたというが、彼女は本当に約222万円(1960米ドル)を用意し、ロマン氏の殺害を依頼してきたという。
こうして証拠をおさえることができた。だが、何を思ってかロマン氏は更にこんな作戦を思いついたという。
死んだことを証明する写真を作り、妻を試す
ロマン氏は、妻にある写真を渡して様子を見ることにした。それは、死んでいる自分自身の写真である。
彼はテキサス州にある砂漠地帯へ足をのばし、まず自分にあう墓穴を掘った。そしてこめかみ部分に特殊メイクで銃痕を作ると、上半身裸になって穴に寝そべり写真を撮ったのだという。
(一番下の動画に死んだふりをしている衝撃的な画像がご覧いただけるが、かなりリアルなので閲覧注意だ。)
どうやらロマン氏は、まだ妻マリアに愛情が残っていることを信じたかったようだ。
妻であったからには、死んだと知ればきっと悲しんでくれるはず・・・・。そんな夫の切ない思いが込められ、非常にリアルな殺害現場写真が完成した。
その後、殺し屋のフリをした他の警察官にも協力をしてもらい、マリアに死体の写真を見せに行くと、なんとマリアはロマン氏の死体の写真をみて嬉しそうに笑ったのだという。なんということだ、少し前までは夫として愛しあっていたというのに・・・。
ここでもう妻に愛情が残っていないことがわかり、ロマン氏は離婚を決意したとのことだ。
2人は幸せな結婚生活を送っていたというが、2015年に金銭トラブルをおこして以来、不仲が続いていたのだという。
裁判でマリアは殺害の理由について「離婚したかった。」としか明かしていないというが、容疑を認めており、彼女は懲役20年の有罪判決を受けた。