3000年の時を越え、湖底の古代城が復活、、、!
アジアとヨーロッパとアフリカが交錯する国、トルコ共和国から歴史が変わるようなホットなニュースが届いたぞ!
何と!湖の底に、約3000年前のものと思われる城があったというのだ!まるでファンタジーの世界だ!
ナショナル・ジオグラフィックが公開した調査映像の一部がこちら!
ターコイズブルーの水に、巨大な石が組まれた城壁が映る。幻想的だ。
今回遺跡が発見されたヴァン湖の水質は特殊で、ウィキペディアによると
湖水は強アルカリ性(pH 9.7–9.8)で、炭酸ナトリウム等の塩類が豊富であり、水分を蒸発させて洗剤として使われる。流出する河川が無いため、流入する河川の酸素濃度によっては化学変化を起こして白濁し、地元では「水の色が七色に変わる」と言われている。
ということだ。
こちらは、調査チームの姿をトルコのアナドル通信社が投稿したツイッター画像である。
Van Gölü'nde kale kalıntısı bulundu https://t.co/Aat8OHhtkp pic.twitter.com/WrSLN3631z
— ANADOLU AJANSI (@anadoluajansi) 2017年11月11日
かわいらしくOKサインをするのは、ダイバーチームのリーダー、タフシン・ジェイラン氏。
地元の噂をたよりに調査開始
調査の場所は、トルコ最大の湖であるヴァン湖だ。トルコの東部に位置し、イランにも近い場所である。
地元の大学の考古学者らとダイバーが調査チームだ。
この地域に詳しい学者に、「誰も何も見つけられないよ。」とジェイラン氏は言われたという。実際、ヴァン湖は60万年前からあるので、誰も湖底に何かあるとは考えなかったのだ。
ただし、周辺地域には、「湖の底には古代遺跡がある」という噂があった。その噂を信じて、調査を行い見事に城を発見したのだ!
「うわさを信じちゃいけないよ♪」を簡単に信じたらいけないことが証明されてしまったぞ!
ウラルトゥ王国と不思議な湖
この遺跡は、目視の調査によると、約3000年前のもので、その当時「ウラルトゥ」と呼ばれる王国がこのヴァン湖を中心に栄えていた。
ジェイラン氏曰く、
城壁に使われている石の切り方はウラルトゥ期のものだとわかったよ。これはとても重要なことだ。どれぐらいの城壁が水中にあるのかはまだ分かっていないが、高さは3~4メートルあったよ。どこまで深く存在しているかもわからないから、まだこれから湖底の調査が必要だね。
また、ヴァン湖の水質は、城壁を保存する特性があるようだ。酸素と触れると風化してしまうので、水中にある限り、いい状態が保てる。この水質は、今後の水中観光ツアーに貢献するだろうね。
ということだ。
ヴァン湖の水位は、時期によってかなりの高低差があったらしい。ウラルトゥ王国が滅びた後、水位は上昇し、古代遺跡は、3000年もの間忘れられた存在になっていたのだ!
幻想的な湖と古代遺跡、、、ここでダイビングツア-をするなんて、何とも好奇心がそそられる体験だ!