い・・・犬です!!
雨風にさらされ、道端でボロボロになっている動物は見てて心苦しい。家で保護してあげたり、病院や保健所に連れて行ってあげるのが普通だが、そのまま懐いてしまって飼っている方も多いのではないだろうか。
しかし、きちんと犬種を特定せずにいたらそもそも犬じゃなかったみたいな事例は数多く残っている。
例えばこの方。
じいちゃんが山で犬を拾ったと言い張る。 pic.twitter.com/LfPxz9J6av
— へいたろう (@heitaro64) 2013年12月31日
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今回ご紹介するご家庭のペットも、犬だと思って拾ったらキツネだったという出来事だ。
ところでみなさんは、キツネと言えば何を想像するだろう?獰猛で、攻撃的で、人には決して懐かない・・・というイメージがあるのではないだろうか。
だが、こちらのキツネは・・・・
あられもない姿である
名前はジャスパーくん。彼は生後わずか二日で母ギツネに捨てられてしまい、ひとりぼっちになっていたのだという。
そこをナタリー・レイノルズさんという女性が保護し、育て始めたのだという。レイノルズさんのお家には、ご家族のほかにも2匹の犬、そしてネコやウマなどもおり、飼育知識も抜群だったようだ。動画内では、大きくなったジャスパー君が元気いっぱいに駆け回る様子をご覧いただける。
ジャスパーくんはケージにはいれず、完全に放し飼い。寝るときは倉庫の狭いトコロで一人で寝るのだという。そして餌は数時間おきにあげており、たまに生肉を食べるため、道路で轢かれた野生生物を食べたりもするそうだ。
このようにのびのびと育てられていたおかげで、既に14年も生きている。BBCの取材によると、街に暮らすキツネは通常だと1年から1年半ほどしか生きられないというので、とても珍しいパターンだろう。
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ジャスパーくんの存在が明らかになると、「飼いたい!」という声が増えたのだそう。しかしレイノルズさんはこれを薦めていない。
なぜなら、部外者や知らない人に噛みついたりするうえ、泣き声はけたたましく、体臭もかなりきついからだ。
ジャスパーくんを育てられるのは、レイノルズさんの様に専門知識が備わり、飼育環境が整った人のみだろう。もちろん、寄生虫の心配もしなくてはならないし、犬の様に家畜化された動物ではないので、決して安易な気持ちで飼ってはいけないだろう。
・・・しかし、本当に可愛すぎるな~。最高だな~。
もし皆さんの中で会いに行きたいという方は、キツネを保護しているところが日本に数か所あるので、そこでゆっくり観察してみてはいかがだろうか。