TVに頼らない時代へ
海外のニュースサイトでとある商品が取り上げられ、話題となった。
それがこちら。
これは「LGエレクトロニクス」から発売されている『HF80JG』というプロジェクター。
変わった見た目だが、HDMI端子など、必要最低限は揃っている様子。
USB端子もあり、OfficeやPDFなどのドキュメントファイルを再生することもできるよう。
画質はフルHDに対応しており、4Kが話題になっている昨今では少し物足りなく感じてしまうかもしれないが、十分と言える画質だ。
ただ、ここまでの性能だけ見ると普通のプロジェクターといった感じ。
では、なぜこのプロジェクターが話題になっているのか?
それは「外形寸法 W×D×H 108×252×144 mm」という大きさにあった。
数字だけではわかりにくいかもしれないので、身近なもので例えると、「食パン1斤ほど」らしい。
たったそれだけの大きさなのに、最大120インチの大画面で投影でき、PCやスマートフォンからワイヤレスで映像を送って流すことができるすぐれものなのだ。
それだけの大きさなら場所をとることもないし、気軽に持ち運びだってできる。
映像を投影できる壁があればいつだって大画面で動画を楽しむことが可能なのだ。
「Amazon プライムビデオ」や「Netflix」といった定額の動画見放題サービスが流行っている昨今にはピッタリの商品。
お値段はネットでの最安値で約17万円と相場にくらべるとかなり高めになってしまうのが残念だが、それと引き換えに得たコンパクトさはかなり魅力的だ。
ただ、この商品に対して「欲しい!」という声と共に
「フルHDで17万w」
「これなら普通に食パン買ったほうがマシ」
「20年前の外観だな」
といった否定的なものもそれなりに見られた。
やはり17万円という価格の印象が強かったのだろうか?。
実際私も「この値段はちょっとなぁ・・・」と思ってしまったが、購入者によるレビューは高評価がほとんどで、値段分の価値はありそう。
今後これが更に小型化されたり、値段が安くなったりということを考えるとワクワクしてくる。
場所を考えず、気軽に大画面!なんて時代が来たら、毎日映画館気分を味わえて素敵だろう。
そうなると「一家に一台TV」ではなく、「一家に一台プロジェクター」ということになるかもしれない。
映画やドラマを見るのにTVはもう古い、なんて時代が近づいてきているのかも・・・。