「ペルセベ」にびっしりと覆われたボール
先日、海で発見された「とんでもないもの」の写真がツイッターに投稿され、話題になった。
その写真がこちらである!
Found this floating about 10 miles out,this ball has obviously travelled a long way check out the Goose Barnacles quite pretty ? pic.twitter.com/LCdEQNAAWy
— Annie Gilbert (@HappyHooker1157) 2017年11月2日
なんじゃこりゃ!!!
バスケットボールが部分的にびっしりと何かに覆われている。筆者は「カメノテか?」と思ったのだが、どうやら厳密には違うらしい。
実はこのボールにまとわりついている物体は、しばしばカメノテと混同される「ペルセベ」というものらしいのだ・・・!
人の頭かとおもった!
イングランドの南岸に暮らす漁師アニー・ギルバートさん(54)が船に乗っていたとき、10マイル先で何かが浮かんでいるのを発見した。
はじめは、人間の頭部だと思い込み、怖くて気味が悪いので近づかなかったという。しかし、少ししてから夫のイアンさんと一緒に近づき、この正体が発覚することなる。
ちなみに、このペルセベに覆われたボールは、写真を撮ったあとすぐに海に戻してあげたそうだ。
カメノテの近縁種「ペルセベ」
ペルセベとは、スペイン料理では高級食材として用いられるもの。ペルセベもカメノテも、有柄目・ミョウガガイ科ではあるが、学名が違う上に食べられる部分もカメノテのほうが少ないらしい。
ペルセベの卵が孵化して幼生となったときに、普段は流木などに寄生する所を、このボールに寄生したとみられている。
浮かんでいたのが人の頭ではなかったものの、とんでもない物体には変わりなく、アニーさん夫婦はかなり驚いたようであった。
参照元:Twitter