皆さんはお酒を飲み過ぎて舌が回らなくなるという経験をしたことがあるだろうか?
筆者はあまりアルコールに強くないが、呂律が回らなくなるという経験はしたことがない(その前に寝てしまうことが多い)。
先日、お酒と言葉の関係について、ある研究が発表され、話題になっている。
なんとお酒を飲むと外国語を話す能力が上がるというのだ!!
酒の上のから元気
えええ!?普通は逆じゃない!?日本語でもまともに話せなくなるのに、外国語ならもっとひどいことになりそうだけど…
イギリスとオランダの大学が共同で行った研究によると、適度なアルコールの摂取は外国語の会話のパフォーマンスを向上させ、特に発音の能力が高くなった。
研究チームは、大学生50名を対象に、お酒を飲んでから外国語(この研究ではオランダ語)で会話するグループと、アルコールの入っていないものを飲んでから同様の会話をするグループに分け、その結果を比較した。
研究チームも、お酒を飲んだグループの成績が悪くなるだろうと考え、この実験を始めた。しかし、結果は逆で、お酒を飲んだグループの成績がよくなった。
原因は?
詳しいメカニズムは解明されていないが、「アルコールの作用が実験参加者の不安を取り除いた可能性がある」ということらしい。
確かに、いい感じに酔っているときは楽しくなって、よく話すようになるという人も多い。
ただし、研究チームによると、”適度な量のアルコール”(今回の実験では460ml前後)が重要で、飲みすぎてしまうと、外国語の会話能力の向上は望めない、ということらしい。まあそりゃそうか。
もしかしたら、近い将来、英会話教室でお酒を飲みながら学習するのが一般的になるかもしれない。ちょっといやだなあ…