ふたご座流星群が2017年12月13日~14日にピ-クをむかえる!
1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群とならび「三大流星群」に数えられるふたご座流星群が、2017年12月13日~14日にかけて極大日をむかえる。
これは2009年にサンフランシスコで撮られたふたご座流星群の写真だ。星の数も半端ない!
月がのぼる14日の午前3時ごろまでは、月明かりの影響を受けずに、比較的良い環境で観測できそうだ。
お天気も太平洋側では、晴れが多い。北陸や東北の日本海側、北海道では雪で見ることは困難であるが、極大日を過ぎても見える可能性はあるということだ。
12月中旬は、このふたご座流星群を中心として、1年で最も流星の観測をしやすい時期と言われている。空気の透明度も高まり、夜の時間が長いことも影響している。
また、ふたご座流星群は、午後8時ごろという早目の時間帯から観測できるので、子供にも観測しやすい流星群だ。家族連れで天体観測に出かけても良いだろう。
観測にあたって心がけたいこと
ふたご座流星群は、多い時で、1時間に40個程度も確認できる時がある!観測するからには、できるだけ多くの流星を見たいものだ!
そこで、観測のポイントはコチラ!
・空が暗く見えるところで観測しよう!都会でもこれで結構見える時があるぞ。
・ふたご座がある東の空にこだわらず空全体を見渡そう!
・ライトやスマホなど明るいものを見ずに、暗がりに目を慣らそう!
上の3つがポイントだ!あとは、とても寒い時期なので、防寒対策はしっかりしておこう!
星座アプリでプラスアルファの天体観測!
スマホを持っている方は、天体観測で使える星座アプリを使って見よう!
夜空にスマホをかざすと何の星座か判別してくれたり、星座を入力すると、どの方向に出ているかナビゲートしてくれたりするぞ!
ふたご座流星群の放射点
AR星座アプリ「Night Sky」を使って、ふたご座流星群の放射点を探そう!
とここで、放射点とは一体何なのか?
ふたご座流星群をずっと見ていると、どの流星もある共通する1点を通過する。その点を放射点という。
ふたご座流星群は、その放射点を中心として、放射状に流れているように見えるのである。
それで、その放射点がどこにあるかと言うと、ふたご座にある2等星の恒星「カストル(キャスター)」のすぐそばにある。
では、星座アプリの一つiOS対応の「Night Sky」でふたご座を検索してみよう。このアプリでは「双子座」と漢字で登録されている。恒星カストルは「キャスター」で登録されているぞ。
やじるしの方向にスマホの画面を見ながら、スマホごと移動させる。
画面に「↑」マークで移動するべき方向が表示される。ちょっと見にくくて申し訳ないが、赤丸の箇所だ。
すると
双子座発見!AR(拡張現実)機能搭載だから、実際の空に照らし合わせて、星座を発見できる便利アプリだ!ある程度は無料で使えるぞ!
双子座には恒星カストル(キャスター)がある。この付近が放射点だ。
星座アプリがあれば、天体観測の楽しみが倍増しそうだぞ!是非やってみよう!
参照元:国立天文台(NAOJ)、Wikipedia1、2、3、Apple Store