恋愛が絡むと、ときにその憎悪劇は「異常」な領域へと足を踏み入れることとなる。
今週、殺人罪で逮捕されたインド人女の犯行手口が明らかになり、いま、世界を震撼させている。
浮気相手と共謀し、夫を殺害
11月27日午前5時、スワティ容疑者(27歳)は浮気相手のラジェッシュと共謀し、眠っている夫に麻酔薬を打ち、意識を失ったところを鈍器で殴りつけ殺害した。
Mutton soup, #Aadhaar and identity theft: Murder from #Telangana is stranger than fiction https://t.co/q6Vlo3y7oR pic.twitter.com/gJh3K3DUC3
— DailyO (@DailyO_) 2017年12月13日
▲左が殺害された夫(32歳)、右がスワティ容疑者(27歳)
夫の遺体を森へ運んで遺棄したのだが、彼女の鬼畜ぶりはこれだけにとどまらなかった。
浮気相手の顔を酸で崩壊させた女!
帰宅したのち、なんと、スワティ容疑者はラジェッシュの顔に酸を浴びせたのである!
その後、親戚に電話をかけ、彼女はこう言った。
不審者が自宅に侵入してきて、夫にガソリンをかけたの!
そう、浮気相手の顔を酸で崩壊させてわからなくし、夫に見せかけて生活していこうという驚くべき犯行だったのである。
そうすれば「夫を殺害したことがバレない」、「浮気相手と一緒にいられる」、「夫の財産を相続できる」、まさに一石三鳥なのだ。怖い、怖すぎる・・・。
顔に酸攻撃を受けたラジェッシュは病院に運ばれ、スワティ容疑者にはすべてがうまくいったかのように思えた。しかし、やはり神様は見ていた。事態は、あることをきっかけに急変したのである。
羊肉が好きな息子が「ベジタリアンです」
ICUで治療を続けていたラジェッシュを息子だと思い込んでいた両親。容態が良くなり、病院で羊肉のスープを出された際に、彼はこう言った。
僕、ベジタリアンです。
息子は大の羊肉好きだったにもかかわらず、突然ベジタリアンだと言い出した男に家族は疑いの眼差しを向けた。
そして家族のことや本人しか知らないようなことを質問しても、何も回答が得られないことに違和感を感じ、彼は息子ではないと悟ったのである。
両親は警察で詳細を話し、12月10日、スワティ容疑者は殺人罪で逮捕されることとなった。ラジェッシュも退院を待っての逮捕となるという。
自分の顔を酸で崩壊してまで、スワティ容疑者と一緒になりたかったのだろうか。合意の上での犯行だったのか、そのあたりはまだ明らかになってはいない。
そして、残された2人の子供たちはどうなるのか・・・。あまりにも身勝手、かつ独裁的犯行だったともいえる今回の事件は、世界を揺るがした猟奇的事件といっても過言ではないだろう。