きたる2018年1月4日。時間は0時ごろ。年の初めにピークを迎える流星群、それは…
しぶんぎ座流星群である!
新年一発目の流星群!!
しぶんぎ座流星群は、三大流星群の1つで、その年で初めてピークを迎える流星群である。
年明けから気前のイイ流星群がいるもんだな!!絶対見てやるZE!!
今年の観測条件は微妙…
はりきって紹介したはよいものの、実は今年の観測条件は微妙である。というのも、ピークを迎える1月4日は、月が満月に近い状態で、かなり明るい。そのため、星の明かりがよく見えないという状態になってしまう。うーん、ちょっと残念…でも完全に見えないわけではないので、暗い場所に行けばある程度の観測はできるだろう。
どの方角を見ればいいの?と思う方がいるかもしれないが、基本的にどの方角でもOK。流れ星はどの方角にも現れるので、空を広く見ておくのがよい。
そもそも「しぶんぎ座」って何?
オリオン座やふたご座などは聞いたことがあるけど、しぶんぎ座は聞いたことがないという人は少なくないはずだ。それもそのはず、実は現在、しぶんぎ座という星座は存在していない。
1922年、国際天文学連合が公式に88個の星座を決めたときに、しぶんぎ座はりゅう座の一部とされてしまったのだ。なんともかわいそうな星座である。
しかし、しぶんぎ座への温情か、流星群としてその名前が残された。
ヨハン・ボーデの星図に描かれたしぶんぎ座 By Jacopo Montano(クリエイティブ・コモンズ)
しぶんぎ座流星群は、周りが暗い場所では、1時間に40個程度の流れ星が見える。しかし、街灯や家の明かりなどがあるところでは、その数分の1になる。今年はもっと少なくなるかも…?
そうはいっても新年初の流星群である。2018年の最初の流れ星に新年の願掛けをしてみてはいかが?
参照元:国立天文台、流星電波観測国際プロジェクト、Wikipedia1、2