【不思議】痛みを感じない女性「レティシア・マーシリ」の話。

健康

私たち人間を常に取り囲んでいる「痛み」の数々。

鎮痛剤などをつかって私たちは痛みと戦い続けるが、根本的な解決なしに痛みというのは消えることはない。

そういう時、「痛覚がなくなっちゃえばいいのになぁ・・・」と思ったことがある人はいるだろうか?世の中にはそんな風に、体の痛みが麻痺している人々が実在しているらしい。

100万人に1人だといわれている特殊体質

レティシア・マーシリ、52歳。イタリアに住むごくごく普通の女性である。

だが彼女とマーシリ家にいる5人のご家族は、痛覚がほとんど麻痺しているという特殊な体質を持っている。

「私たちは体調不良じゃない限り、日常生活においてほとんど痛みを感じないので、痛みを感じる他の皆さんよりも良い生活を送れていると思っています。」と、マーシリ氏はBBCの取材に対し語っている。

とはいえ実際には全く痛みがないというわけではなく、私たちが長く感じる痛みが数秒だけで済むのだという。

一見素晴らしい体質の様にも思えるが、これにより様々な弊害も生まれている。痛みというのは体に対する危険信号の役割を持っており、必要不可欠な感覚である。

しかし、マーシリ氏のように数秒だけの痛みで終わってしまうと、気付かないうちにたくさんの怪我を負ってしまうのだ。

例えば、彼女の24歳の息子であるルドヴィコは、サッカーの試合中に多く怪我をしているのだという。しかし、自分で怪我がどれくらい深刻なのかが感知できず、足首付近にたくさんのヒビが入っていたのだという。これにより、一時入院する羽目になったのだそうだ。

更に、21歳のベルナルドも自転車事故でひじの関節を骨折したことがあり、しかも、折れていることに気づかずに、そのまま14キロも走り続けて放置していたのだ。

またマーシリ氏本人も、スキーで右肩を骨折しながらも気づかなかったこともあり、妹さんもアツアツのホットドリンクをそのまま飲んで舌や喉をやけどしたことがあるのだそう。

・・・このような問題に悩まされながらも、マーシリ氏は「誰も不必要な痛みを味わう必要はない」と主張している。実際に、彼女の家族に「痛みを感じる普通の体質になりたいか?」と聞いたところ、全員がいいえと答えている。

専門家の見解

▲画像はイメージです

ロンドン大学のジェームズ・コックス氏によると、彼女の痛覚神経は問題なく備わっているというが、きちんと機能していない可能性があるのだという。同氏は彼女たちがなぜ痛みを感じないかを突き止めることができれば、麻酔に変わる新しい手段を見つけられるかもしれないと語っている。

この無痛症ににた病気は、コックス氏は彼女の名字からとって「マーシリ症候群」と名付けられた。

同氏は実験で、マーシリ氏家族が持つ変異型遺伝子を単離し、マウスでテストを行った。すると、同様の遺伝子変異で成長させたマウスは痛みを感じている様子はなかったのだという。コックス氏はこれが痛みを忘れさせている原因とみて、研究を続けている。

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あまりにも不思議なこの体質を、羨ましいとお思いの人もいるだろう。

アメリカではまた、遺伝子編集技術の開発が進みつつある。痛みに強い人間を作るという名目で、もしかしたらこの遺伝子変異が人工的に引き起こされた人間が生まれるかもしれない。

・・・まるで映画やゲームのようなドラマティックな展開が起こりそうな予感がするな~。

参照元:Oddity Central
許諾元:Facebook

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氷をぼりぼりたべるのがだ~いすきな異食症のキタキツネです。ツイッターでは日本一下品かつ雑にニュースをアップしています。写真はTinderで出会った蔵王きつね村に在住の子です。

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