海外では、女の子の16歳の誕生日を盛大に祝う「スウィート16」という風習がある。
日本でいう成人式と同じで、大人の仲間入りができる節目の年齢を16歳としてきた伝統にちなんだものである。
SNSが普及する今、インスタ映えなどを狙って、年々派手になってくる「スウィート16」だが、それぞれの身の丈に合ったお祝いの方法があるはずだ。
娘のパーティーのため4か月間残業した母親
そんななか、こちらの少女の「スウィート16」が話題になっている。
なぜなら、彼女の誕生日パーティーにかかった総額、なんと60万円!!!
どっかのご令嬢か?
いやいや、シングルマザーである彼女の母親は看護師として働き、日々質素な生活を心がけているという。
そんな母親は、娘のために、4か月間残業をしてパーティー費用を工面したというのだ!!!
ミスコン少女はワガママ放題の小悪魔に!
昨年、英ジュニアミスコンでグランプリを獲得したネリア・マーティンさん。
私のパーティーは盛大で豪華なものじゃなきゃ。鍵は2つのPよ。そう、ピンク(pink)でパーフェクト(perfect)ね!
そんなネリアさんの要望に応える母親はこう語っている。
パーティー費用を工面するために働かなきゃいけないわ。ネリアにとって予算はあってないようなもの。予算内におさまることなんてないわ。離婚したことに後ろめたさを感じて、彼女を少し甘やかしすぎてしまったのかもね。彼女が望むものならすべて与えたいの。
離婚に引け目を感じ、甘やかし過ぎた母親
クルーズ船を貸し切り、テムズ川で16歳の誕生日を盛大に祝うことになったネリアさん。
Photography: Christine McQuaker
MUA: Stroke of Beauty, Hair and Make up
しかし、パーティー当日は風が強く、髪の毛やメイクが乱れてしまったという。また早めに船に乗り込み、自身のドレスを風船や装飾品などで飾りつけする予定だったが、割り当てられた時間が足りないというアクシデントにも見舞われてしまった。
総額60万円という盛大なパーティーを準備してもらったにもかかわらず、彼女はこう言い放ったのである。
最悪よ。だってすべてが完璧じゃないんですもの。
その後、招待した友人たちと船上で楽しい時間を過ごし、最後にはネリアさんも満足したようだ。
大人の身勝手な理由で離婚したことに引け目を感じているという母親は、これからも娘が欲しいものは何でも与えたいと話している。娘の喜ぶ顔がみたいのはわかるけれど、何でも与えるというのとは訳が違うのでは、、、と言いたくなるが、彼女たち母子にしかわからないこともあるのだろう。
パーティーの最後には、母親にしっかりと感謝の意を述べたネリアさん。お母さんを大切にしてあげてくださいね。