戦場で捉えられた衝撃の映像
政府の軍隊と反対派との間で紛争が起こっているシリア。そんな危険な地域で衝撃的な動画が撮影され、話題になっている。
こちらがその動画。冒頭(動画開始から10秒くらい)を注意深く見ていただきたい。
SE. #Idlib: stunning footage showing cluster bomb bombardment followed by an airstrike but bomb falling behind reporter fails to explode & then close call with artillery shelling. #Syria pic.twitter.com/HtEi7nzy6f
— Qalaat Al Mudiq (@QalaatAlMudiq) 2018年1月11日
よくわからなかったという人がほとんどではないだろうか。
動画の冒頭3秒くらいをよく見てみると、レポーターの頭上から何かが降ってきた!しかもかなり近いところだ。
こちらがその降ってきた物体。そのまま地面に刺さったようだ。
不発弾
実はこの物体は不発弾である。
あっぶねえええ!もしも爆発してたらただではすまなかっただろう。まさに間一髪である。
彼の勇気を絶賛!!とはいかず…
この動画の男性、タヒル・オル・ウマールさんはシリアのテレビ番組のリポーターだが、彼はイスラム過激派を擁護するような発言を行っている。しかも、そのテレビ番組もイスラム過激派組織を宣伝するような内容のようだ。
そのため、この動画に対しても「彼は戦場ジャーナリストではないよ」という厳しい意見が見られたが、「空爆が続いている中で、平地でヘルメットもかぶらずにリポートしているのは賞賛したい」という意見もあったようだ。
動画の後半では空爆が行われている様子が撮影されており、その激しさがよくわかる。宣伝目的とはいえ、そのような地域でリポートするのは簡単にできることではない。
危険な場所で活動する戦場ジャーナリスト。我々にできることは、彼らの無事を祈ることくらいだろうか。