入浴時、スマホ片手に音楽を聴いたり動画をみたりする人は多いのではないだろうか。
しかし、それが、いかに危険な行為か気付いている人は少ないのかもしれない。
充電中のスマホがバスタブに落ち感電死!
先週、12歳のロシア人少女がお風呂で死亡しているのが発見された。
死因は、スマホによる感電死である。
Schoolgirl, 12, ‘electrocuted after her phone fell in bath while she was charging it’ https://t.co/hkdCYHHQD0
— Metro (@MetroUK) 2018年2月3日
のちの調査で、以下のことが判明した。
いつものように、入浴中にスマホで音楽を流していたセンヤさん(12歳)。しかし、スマホの充電が切れたため、充電ケーブルとつないだのだが、なにかの弾みで充電中のスマホがバスタブのなかに落ちてしまったようだ。
まだ幼い少女の命は、一瞬にして奪われてしまった。
放課後バスケット練習をし、帰宅後すぐに入浴することが日課となっていたというセンヤさん。夕食の準備をしていた母親が、あまりの静けさに胸騒ぎがし、お風呂をのぞいてみると、そこには愛娘の変わり果てた姿があったという。
母親はすぐさま救急車をよんだが、この時すでに手遅れだった。
一人っ子だったセンヤさんを、あまりにも突然失ってしまった両親の悲しみははかりしれない。
スマホ充電しながらの入浴は危険行為!
実は、これまでにも入浴中にスマホが原因で感電死したというケースは、たびたび報告されている。
アメリカやロシア、フランス、イギリスなどでも死亡例が取り上げられているが、共通することは、被害者は10代の若者であること、そして、充電しながら入浴していた、という点である。
↑海外のバスルームのイメージです
海外の場合、バスタブと脱衣所の間にドアがないことが多いため、入浴中でも洗面台などにある電源プラグにスマホをつなぐことが可能なのだろう。
しかし、電気を通しやすい水のなかに、充電中のスマホが落ちるということは、命をおびやかすような量の電流が体内に流れるということになりかねない。
そして、今回の事件を受け、保護者に向けた注意喚起が促されている。もちろん10代の若者たちにこの現状を知ってほしいのはいうまでもないが、まだ未成年である彼らを守るためにも、保護者の手助けも必要ということなのだろう。
「お風呂に入るときくらい、スマホは置いていきなさい!」
ただ、この一言で、子供の命を守ることができるかもしれないのだから。