【パッドマン 5億人の女性を救った男】生理用ナプキンとの自撮り「パッドマンチャレンジ」、その理由があまりに深すぎる!

トレンド

近年、「アイスバケツチャレンジ」や「マネキンチャレンジ」など、ちょっと変わったトレンドがSNS界に巻き起こっているのは、もう皆さんご存知だろう。

そして今、新たなチャレンジが話題になっている。

生理用ナプキンとの自撮りがトレンド!?

それが、生理用ナプキンと自撮りする「パッドマンチャレンジ」だ!

スーパーモデルのナタリア・ヴォディアノヴァも、、、

そう、手に持っているのは生理用ナプキン。何も恥ずかしいことじゃないでしょ、自然なことなんだから。以上!

スリランカ出身の女優ジャクリーンも、、、

インドでは10%の少女たちが生理は病気だと思ってるらしいわ。

ここ数ヶ月で多くの著名人による「パッドマンチャレンジ」投稿がなされたのである。

またまた変なチャレンジがはじまった、と思わないでいただきたい。このチャレンジの裏側には、ある切実な社会問題があったのである。

生理用品が購入できる人はわずか、、、

このキャンペーンは、2月9日にインドで先行公開されたボリウッド映画「Padman(パッドマン)」のリリースに先駆けておこなわれた。

ムルガナンダムという男性が、安価で生理用ナプキンを製造できる機械を発明したドキュメンタリー映画である。

ムルガナンダム氏は機械の製造に至ったきっかけをこう話している。

妻が汚れたぼろ布をナプキン替わりに使用していたんです。僕なら車を拭くのにも使わない汚れた布です。妻に尋ねたら、生理用品を購入することで牛乳に使えるお金が半分なくなる、と言うんです。市販の生理用品は高額で、多くの女性には購入できるものではないことがわかったんです。

私たち日本人からすると考えられないが、インドではわずか12%の女性のみが生理用品を使用することができるのだという。

高価な生理用品には手を出せず、多くの女性が古新聞や布類、干し草やおがくずをナプキン替わりに使用することを余儀なくされる。そして、衛生環境が欠如したこのような行為が、70%もの女性に重度の感染症の危機をもたらしているというのだ。

生理をタブー視しないで!

生理を取り巻く問題は、なにもインドだけに限ったことではない。

ヒンズー教では生理中の女性は「不浄」とされ、隔離、そして監禁されることもある。生理は汚いものと考えられ、多くの少女は、生理についての知識がないまま月経を迎えるという。

昨年8月、インドで12歳の少女が制服に出血し、教師によって辱められた。その後、少女は自ら命を絶ってしまう悲しい事件が起きたのだが、生理に関する情報が不足しているため、多くの少女は不安を抱え、生理になることで罪悪感すら感じてしまうというのである。

生理は自然なこと、汚いとタブー視することがあってはならない、そのような意味を込めて今回の「パッドマンチャレンジ」が発起したのである。

12月7日、ついに日本でも映画公開!

そしてついに、日本でも12月7日に「パッドマン 5億人の女性を救った男」が公開される予定だ。
インドでのこんな背景を考えながら、じっくり観てみたい映画ですね。

参照元:Instagramnews.com.auYouTube

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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