【病気の子供たちへ】8歳少女が伸ばし続けたロングヘアを切る理由「ヘアドネーション」とは?

カルチャー

伸ばし続けたロングヘアを切りたい!

素敵なドレスを身にまとうプリンセスは、いつの時代も少女たちの永遠の憧れである。

英エセックス州に住むルビー(8歳)も、そんな一人。彼女の憧れは、21mものロングヘアが特徴的なディズニープリンセス、ラプンツェルだ。

やっとのことで腰まで伸びたルビーの綺麗なブロンドヘアだが、彼女はここである決断をすることに。
なんと、両親に「髪の毛を切りたい!」と告げたのである!

そこにあったのは、みんな平等であるべきだという、幼い少女の優しい気持ちだった。

病気の子にも綺麗な髪の毛を!

きっかけは、病気の子供たちの存在を知ったことだった。

薬の副作用などで、髪の毛が抜け落ちてしまう子供たち。変わり果てた外見に塞ぎが
ちになってしまう彼らのために、必要なのはウィッグである。しかし、高額な治療費を捻出している家族たちが、高価なウィッグを購入するのには、さらなる負担がかかってしまう。

その現状を知ったルビーは、自分の髪の毛を寄付することを決断、そして寄付金を募るサイト「Just Giving(ジャストギビング)」にこのような投稿をしたのである。

この長い髪の毛、私には全部必要ではありません。それより病気の子供たちに笑顔になってもらいたいです。髪の毛が短くなってしまったらパパとママが悲しむかもしれませんが、私のしたことを誇りに思ってくれるはずです。みなさんにお願いです。もうひとつウィッグが作れるだけの寄付金の支援をお願いします。病気の子供たちが私と同じように綺麗な髪の毛を持てますように。

ルビーが募った寄付金は、ウィッグ1つ分とされる75,000円だが、すでに目標金額の3倍以上である、18万円ちかくの寄付金が集まっているという。

髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」とは?

今回のルビーの行為は、海外では以前から盛んにおこなわれている「ヘアドネーション(髪の毛の寄付)」というものである。

最近では、日本でも多くのヘアサロンが取り組みに力をいれており、その活動は年々広がりをみせてきている。

▲このように束ねて、長さを保ったままカットする

ウィッグにできる髪の毛には条件があるが、基本的に長さはあればあるほどいいようだ。

・31㎝以上の長さがあればベスト
・パーマ、カラーをしていてもOK
・髪質、年齢、性別、国籍は問わない

もちろん31㎝に満たなくても、無駄になることはないようなので、興味のある人は是非ヘアサロンで相談してみてはいかがだろうか。

ヘアサロンが、直接提携している団体へ送ってくれるところもあるが、自分で一連の流れを行いたいと言う人はコチラのHPで詳細をチェックしてみてください。

捨ててしまう髪の毛で、ひとりでも多くの人に笑顔になってもらえるのだから、このような活動はさらに広がってほしいものだ。

参照元:Just Givingジャパンヘアドネーション&チャリティー公式

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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