9人もの養子を一斉に引き取り里親になった家族が、話題を呼んでいる。

その家族とは、アメリカのフロリダ州に住むジェイコブ夫妻と、ジェイコブさんの両親のサド夫妻だ。

 
子供なんて1人いるだけでも大変なのに、なぜ一度に9人も引き取ったのか？そこには深い理由があった。
 

自分と親とで9人もの養子を引き取ることに！

ジェイコブ夫妻は、8人兄弟が里親探しをしているというFacebookの投稿を見て、なにか出来ることはないかと考えていた。だがジェイコブは学生の身。8人もの子供を引き取ることは、経済的に困難な状況だったのだ。

しかしこのまま自分が何もしなければ、兄弟はそれぞれ里親たちに引き取られ、バラバラに暮らすことになってしまうかもしれない…。

そこでジェイコブ夫妻は、両親のサド夫妻に相談した。というのも、サド夫妻は100人以上の里子を育てており、里親としての経験が豊富だった。

そして話し合いの末、2家族で8人の子供を育てようと決心したのだ。幸い、それぞれの家は5分とかからない場所。これなら兄弟をバラバラにすることなく育てられると考えたのだという。

結局、父のサド夫妻が5人の年長の子供を養子にし、ジェイコブ夫妻は幼い3人を迎え入れることになった。

実の両親から離れて暮らさなければならない8人の子どもたちにとって、兄弟はどんなに心強い存在であることだろう。一緒に暮らせるようになり、子どもたちはさぞ安心したに違いない。

さらにサプライズが！

ところが8人の子供を引き取ってめでたしめでたし、とはならなかった。なぜなら、この養子縁組手続き中に、なんと9人目の兄弟が生まれちゃったのだ！

…お母ちゃん、避妊って知ってます？？

なにはともあれジェイコブ夫妻は、生まれたばかりの赤ちゃんも引き取ることになった。長年赤ちゃんを望んでいたジェイコブ夫妻は、とても喜んでいるそう。

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現在、ジェイコブ夫妻はこちらのサイトで、家族全員が乗れる車の購入資金を募っている。

「血は水よりも濃い」日本と違い、養子も珍しくないアメリカ。とはいえ、９人もの子どもたちを一度に引き受けることが、精神的にも肉体的にもどんなに大変なことかは想像に難くない。個人的には「生みの母親はなにをしてるんだ！？」と思わないこともないが、とにかく今は、兄弟たちの幸せを願うばかりである。

参照元：Facebook、Promise Love Foundation