2003年、チリである骨が発見された。
Great to see our @GenomeResearch paper written up in @Gizmodo! 'Alien' Mummy Found in Atacama Desert Is Actually a Tiny, Mutated Human https://t.co/PEwS6BvAnr pic.twitter.com/z23ItVzfjT
— Atul Butte (@atulbutte) 2018年3月22日
「アタ」と名づけられたこの骨は、発見されて以来、色々な手法で何度も調査されてきた。なぜこの骨がそれほどまでに人々の興味を駆り立てているのか?それは、この骨が異常なまでに小さいからである。
小人?宇宙人?それとも…?
「アタ」の大きさはおよそ13cm。千円札の横の長さが15cmなので、それよりも小さいということだ。
そんなに小さい骨…あまり想像できない。
細長い頭蓋骨、くぼんだ目、10組の肋骨(人間は12組)など、サイズ以外にも多くの特徴がある。作り物じゃないのか?と疑ってしまうほどだ。
しかし先日、スタンフォード大学とカリフォルニア大学の研究チームによって、その謎が解明されたようだ。
「アタ」の正体、それは…突然変異が起きた胎児である!!
れっきとした人間
研究チームが最新の遺伝子調査を行ったところ、40年前の胎児の骨であるとの結果が得られた。非常に小さく、通常の人間の特徴があまり見られないのは、遺伝子に異常が起きていたからだそうだ。
なるほど~小人とか宇宙人じゃなくてれっきとした人間だったのか~でも中には、まだこの骨が宇宙人だと信じている人もいるようだ。
確かに人知を超えた何かを期待してしまう気持ちもわかる。もしも、「地球にはない物質」みたいな結果が出ていたら…
地球には、まだまだ多くの謎が残されている。1つくらいは科学で解明できないものであってほしいなあ…