【リアルラプンツェル】母親だと思っていた人物は、18年前に自分を誘拐した犯人だった!

事件

ラプンツェルの話がアメリカで実際に起こる

「塔の上のラプンツェル」2010年にディズニーより公開された映画だ。ラプンツェルは、世界中で大人気のディズニープリンセスで、日本にも大勢のファンがいる。

映画のあらすじを紹介しよう。

ある王国、森の奥深くの高い塔にラプンツェルは住んでいた。ラプンツェルは、母親のゴーテルに塔の外に出ることを禁じられていたため、18年間塔の外に出たことがなかった。

そんなラプンツェルの塔に、ユージーンという泥棒が入り込む。初めて外の世界の人間と出会ったラプンツェルは、ユージーンに敵対心を抱く。だが徐々に打ち解け、ユージーンとともに外の世界を冒険することになる。外の世界に憧れを持つラプンツェルは、塔の外の世界を満喫するが、そこである衝撃の事実に気づいてしまう。

実は、ラプンツェルは王国の王女であり、母親だと思っていたゴーテルは18年前に自分を誘拐した犯人だった。それに気づいたラプンツェルは、ユージーンと力をあわせてゴーテルのもとを離れ、二人でお城へ戻る。結末でラプンツェルはユージーンと結婚し、ハッピーエンドで映画は幕を閉じる。

ちなみに英語版のタイトルは「(髪や糸が)もつれた」という意味の”Tangled”。んー、なじみがあるからか、やはり「塔の上のラプンツェル」のほうがしっくりくるなぁ…

それはさておき、ラプンツェルは誘拐犯を自分の母親だと認識していたが、なんとこのような事件が実際にアメリカで起こっていた。

母親だと思っていた人は自分を誘拐した犯人だった

カミヤ・モブリーさん(18)は、アメリカ・サウスカロライナ州に住む普通の女の子。休日には一緒に出かける仲のよい母親と、18年間ともに暮らし生活していた。だが、彼女は知らない間に信じられない境遇に巻き込まれていた。

18年前の1998年、生後まもない一人の赤ん坊が、看護師を装った女に病院から連れ出され、行方がわからなくなっていた。事件は長い間進展していなかったのだが、昨年ある一人の女性がこの赤ん坊ではないかと考えられるようになった。その女性というのが、なんとカミヤ・モブリーさんであった。

当局がモブリーさんのDNAを鑑定してみたところ、赤ん坊のものと一致し、事態が明らかになった。普通だと考えて生活していた中で、このような事実が明らかになるとは、モブリーさんにとって衝撃であったに違いない。

だが、衝撃なことはまだ残されていた。なんと、母親と認識していた人物こそが、自身を病院から連れ出した女だった。母親と信じていた人物が、誘拐犯だとはまったく夢にも思わなかっただろう。

この事実が明らかになった後、母親だと信じていた女は誘拐の罪で逮捕された。モブリーさんの実の両親や祖母は、18年間行方不明だったわが子が見つかり、感極まった様子だという。

まさにもつれた、”Tangled”な状況

人々が祝福の声をあげる中、モブリーさんの心境は複雑だ。母親だと信じていた女が誘拐犯であるとしても、育ての親であることに変わりはない、と考えているようだ。

モブリーさんは、

“The ignorant ones won’t understand it. My mother is no felon.”
知らない人にはわからないでしょうね。私の母は悪い人じゃないわ。

“My mother raised me with everything I needed and most of all everything I wanted.
私を育ててくれた母は、必要なものやほしいものを全て与えてくれたわ。

“I love you mum!”
大好きよ、ママ!

と述べている。

ただ、彼女は事実を受け入れ、多くのことを乗り越えようともしている。モブリーさんは実の両親の下へ行き、新たな人生に目を向けている。

18-year-old Kamiyah Mobley, who was abducted the day she was born in 1998, reunites with birth family

Loni Loveさんの投稿 2017年1月16日

この状況は、モブリーさんにとってまさにもつれた、”Tangled”な事態であろう。これから素晴らしい未来が開けるよう、応援したい。

リアルラプンツェルだとTwitterで話題に

映画の話が本当の世界でも起こるとはびっくりだ。事実は小説より奇なりというが、やはり物語は事実を元に書いているのだなぁ、と感じさせられる事件であった。

ニュースを知った人々も、

とTwitterで述べている。まさにラプンツェルを思い起こさせる、アメリカのびっくり事件であった。

参照元:Facebook、Twitter[1][2][3][4][5][6]

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Haru

抽象性大好き男。できないことにしか挑戦しない、当たって砕けるタイプ。詰めが甘く成功を取りこぼすこと多々あり。自己紹介の始まりは基本「男なのに嵐好き」

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