読者の皆さんは、点描画を見たことがあるだろうか?
こちらは最も有名な点描画の1つである、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」。一度は見たことがある人が多いのではないだろうか。
その名の通り、たくさんの点だけで描かれるのが点描画だ。でも、それが点じゃなかったら…?
今回紹介するのは、点を使わない点描画である。もはや点描画と表現するのが正しいのかもわからない。
一体何で描かれているのか?こちらをご覧いただこう。
おわかりいただけるだろうか?こちらのアートは、文字を使って描かれているのだ!
文字で描かれたアート!?
喜劇王チャーリー・チャップリンを描いたこのアートは、全て文字によって描かれている。背景をよく見ていただければわかるだろう。
ズームしてみた。顔の輪郭や目のラインもちゃんと文字で描かれているのがわかる。黒目などの真っ黒な部分は正直文字なのかどうかわからないけど…多分文字だろう。
このアートの生みの親は、アメリカ・カリフォルニア州に住むフィル・バンスさん。”In Their Own Words:彼らの言葉で”と題し、文字によるアートの制作を続けている。点描画ならぬ文字描画といったところだろうか。
気が遠くなる…
こちらはかの有名な物理学者アインシュタイン。
偉大な芸術家であるパブロ・ピカソ。
この文字アートに使用されている文字は、それぞれのモデルの名言や有名な言葉だ。それらを何千回と書いて1つの作品を生み出している。
最近の作品では背景に色を塗ったり、文字そのものも色ペンで書いたりしており、より洗練されたものになっている。
文字を何千回も書き、さらにそれをアートにまとめ上げなければならない…考えただけでも気が遠くなる。この着想を得たとしても、実行しようと思わないかもしれない。
フィルさんの作品をもっと見たい!という人は下のリンクから彼のホームページ、インスタグラムを確認してほしい。
ちなみに、ホームページからは作品の購入もできる。書かれた文字を全部読んでやるぜ!という人は購入も検討してみてはいかが?
許諾元:Phil Vance HP、Instagram
参照元:MY MODERN MET