あなたは風船に手紙をくくりつけて飛ばしたことはあるだろうか。私(高勢)は、ある。もちろん返事はなかったが…。
しかし亡くなった父への手紙を風船で飛ばしたところ、返事がきたという幼い少女がアメリカにいたというのだ!
天国まで届け
8歳のときに父親を亡くしたエミリーは、毎年「パパ大好き」と書いた手紙を風船にくくりつけて空へ送っていた。
そうすれば天国まで届くと信じているのだ。
ある年のこと、エミリーは父へこんな手紙を書いた。
写真はイメージです
「聞いて!私、オールAを取ったよ!私が頑張ったこと、天国から見えてると良いな。それじゃまた来年お手紙書くね。パパ、愛してるよ」
その手紙はフワフワと空を漂い、300キロ離れたカリフォルニア州ベーカーズフィールドまでたどり着いた。
風船って意外と飛ぶものなのね…。
手紙を拾ったのは…
300キロ…およそ東京から名古屋までのなが~い旅を経た手紙を拾ったのは、とある葡萄農家だった。
彼は知人女性のヴェロニカを通して、SNSで手紙に関する情報提供を呼びかけた。そのSNSにはこう書かれていた。「エミリーに天使からのプレゼントを送りたいのです」。
天使からのプレゼントが!
SNS作戦は功を奏し、ヴェロニカはついにエミリーの母へとたどり着いた!そして相談の末、ヴェロニカは、エミリーに乗馬のレッスンをプレゼントすることになった。
なぜなら、乗馬は亡くなったエミリーの父が大好きな趣味だったのだ…。
写真はイメージです
実際に乗馬のレッスンをプレゼントしたのはもちろん、天使でもなんでもなく、ヴェロニカさんである。
しかし勉強をよく頑張ったエミリーにご褒美として、亡くなったお父さんがヴェロニカさんに会わせてくれたに違いない。
愛する父は、これからもずっと、天国からエミリーを見守っているはずだ。
参考元:Liftable