植物の元気がなさそう…というとき、皆さんはどういう手だてを講じるだろうか?
普通は水をやるとか肥料をまくとか、そういったことを考えるだろう。というかそれ以外あまり思いつかない。
しかし、インドの元気がなくなった大木に施されたのは、もっと効果的な方法だった。
実際の様子をご覧いただこう。
World's second largest Banyan tree in Pillalamarri of Mahabubnagar district in Telangana is on saline drip as part of the rejuvenation of the tree that is almost dying.The tree is given treatment by injecting diluted chemical to kill termite population that infested it. pic.twitter.com/0ADu5jbAd2
— ANI (@ANI) 2018年4月18日
おわかりいただけるだろうか?この木には点滴がつながれているのだ!!
木に点滴!?
木に直接点滴を打つというのは聞いたことがない。確かに栄養を注入するのだから、理論上は何も問題はなさそうだ。実際にやるかどうかは別だが。
この木は700年も生きているバニヤンという種類の木。世界で2番目に大きなバニヤンとして有名だ。
この老樹の一部にシロアリ被害が見られたため、その対策として、駆除するための薬剤を点滴のような形で投与することになった。他の方法も試したが、効果は見られなかったらしい。
木に点滴がつながっている光景はかなりシュールである。
昨年の12月からシロアリ被害があったが、現在は治療の甲斐もあり、かなり回復している。
この斬新な治療のおかげで元気になった老樹。700歳なら点滴の1回や2回は打たれていてもおかしくはない(?)
”病は気から”ではなく、”病の木”のニュースだった。
参照元:Twitter、Times of India、CBS