結婚式目前のカップルを襲った悲劇
結婚式を目前に、悲劇に見舞われた女性が今話題になっている。
この女性、ワニに右腕を噛みちぎられるも、その5日後に予定されていた結婚式をそのまま敢行したというのである。
こちらが結婚式当日の様子だが、彼女の右腕は上腕部から切断されているのがおわかりいただけるだろう。
4月30日、ジンバブエのザンベジ川でカヌー下りを楽しんでるカップルの姿があった。イギリスで慈善活動家として活躍するジェイミー・フォックス氏(27歳)と、その妻となるザネラ・ヌドロヴさん(25歳)だ。
5日後に挙式を控え、幸せの絶頂だった2人だが、突如川の中から現れたワニが二人の乗っていたボートを襲い、ザネラさんを水中に引き込んでしまったのである。
ワニがカヌーを襲った衝撃で、ジェイミーさんも水中に落ちてしまったが、自身がカヌーへ引き上げられたとき、ザネラさんも他のカヌーの乗組員によって引き上げられていた。
しかし、ザネラさんの右腕はそこにはなかった。ひどい出血をしていたザネラさんは、ヘリコプターで近隣の病院へ緊急搬送されたのである。
結婚式は予定どおり執り行われた
右腕を失ったショックははかりしれず、健康面や精神面を考えると、予定どおり挙式をおこなうなんてできることではない。
しかし、当初予定していた式場へ出向くことは難しかったものの、病院側の協力もあり、院内の教会で予定通り挙式は執り行われたのである。
元テニス選手だったザネラさんは、左手で結婚証明書にサインをしている。
挙式に参列した家族や友人はこう話す。
右腕を失って一番つらいはずなのに、彼女はゲストを楽しませようと常に笑顔でいたよ。彼女は本当に強い女性だ。幸いにも彼女は左利きなんだ。またテニスもできるはずさ。
波乱の幕開けを迎えた夫婦にエール
Woman gets married days after crocodile attack
Zanele Ndlovu was attacked by a crocodile on a canoeing trip in Zimbabwe, costing her her right arm — but she refused to let that stop her from marrying the love of her life just days later.
“It was the best day of our lives.” https://abcn.ws/2rAgfrp
ABC Newsさんの投稿 2018年5月10日(木)
とんでもない新婚生活の幕開けだったが、この素敵な日を一緒に迎えることができて本当に幸せだと話す2人。そしてワニに腕を噛みちぎられても、冷静であり続けた妻の真の強さをみることができたに違いない。
悲劇に見舞われてしまったザネラさんだが、彼女の凛とした姿勢に、世界中から「綺麗な花嫁さん!」「強くて勇気のある女性ね!」「2人は幸せになるに違いない!」などと、エールが寄せられているという。
今後、彼女はイギリスに移住し2人の新婚生活がはじまるというが、ハネムーンだけは延期にするのだとか。これからまだまだ続く2人の時間、今はゆっくり休む時間なのかもしれないですね。