【すごすぎる】43年前の挑戦で両足を切断した中国人登山家が義足でエベレスト登頂に成功!

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凍傷、病気で両足を失いながらも、諦めず夢を叶えた男

地球上で最も高い山であるエベレスト。標高8,848mの頂上に立つことを多くの人が夢見つつ、達成できるのはほんの一握りという、常に危険と隣り合わせの場所でもある。

今回紹介するのも、エベレストに何度も挑戦し何度も夢を破られながらも諦めることなく、遂に夢を叶えた人物である。

彼は、43年前にエベレストに阻まれ両足を切断したにも関わらず、義足でエベレスト登頂に成功したのだ。

度重なる不運にも夢を諦めず、5回目の挑戦で遂に登頂成功

Chinese double amputee Xia Boyu, 69 finally summits Everest, decades after first bid #EverestSummiteers2018 #Mountaineering #Climbing #Nepal Congrats XIA.

UpEverest.comさんの投稿 2018年5月14日(月)

中国人登山家の夏伯渝(シャボウユウ)さん(69)は、政府の後援を受ける中国国家登山隊のメンバーに選ばれ、1975年にエベレストの登頂に挑戦した。

だが世界最高峰のエベレストは甘くない。頂上から200m地点まで到達したものの、吹雪と強風の悪天候に阻まれる。

極寒の環境下で身動きが取れなくなってしまったため、3晩の野営を余儀なくされる。その際寝袋が風に飛ばされてしまい、両足が凍傷になり、両足首を切断することとなってしまった。エベレストへの挑戦に伴う、あまりにも大きすぎる代償である。

だが彼を襲った悲劇はこれだけではなかった。なんと、1996年に血液がんの一種であるリンパがんを患ってしまい、両ひざから下を切断することとなるのである。運命とは残酷なものである…

しかし、度重なる悲運にも彼は負けなかった。「必ずエベレスト登頂を成功させる」と心に誓い、義足をはめてトレーニングに明け暮れた。毎日、腕立て伏せ100回5セット、腹筋200回5セット、スクワット100回5セットなど、とてつもなくハードな筋力トレーニング。そして20kgの重りを背負って、毎日10km以上歩いた。信じられないほどの精神力である。

そんな努力を続けていた夏さんを、天は見放さなかった。今年5月14日、数えること5回目の挑戦で、義足をはめた夏さんは遂にエベレスト登頂に成功したのである!すごすぎる…

Xia Boyu is in the summit of Mt. Everest along with 13 other climbers.

Haibi Ahmedさんの投稿 2018年5月13日(日)

両足を失うきっかけとなった因縁の相手、エベレストに登頂するという、40年越しの夢を叶えた夏さん。彼はこうコメントを残している。

何事も困難を克服しない限り、成功などあり得ない。世界最高峰のエベレスト登頂ならなおさらだ。だからこそ私はずっと諦めずに挑戦し続けたのだ。どのような困難な状況でも、それを乗り越えない限り人間にとって永遠に進歩はないのである。

両足を失いながらも、エベレストに必ず登頂するという夢を諦めなかった夏さん。困難を乗り越え、遂に夢を叶えた彼に、称賛の拍手を送りたい。

参照元:BBC、Facebook[1][2]

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Haru

抽象性大好き男。できないことにしか挑戦しない、当たって砕けるタイプ。詰めが甘く成功を取りこぼすこと多々あり。自己紹介の始まりは基本「男なのに嵐好き」

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