今や私達の生活に欠かせないものとなっている、ガジェットたち。
なかでも今話題の商品といえば、AIスピーカーではないだろうか。
「正直なにができるかは知らんけど、よくCMで見るな~」と思っている人も多いだろう。
そんななか、アマゾンのAIスピーカー「エコー」が誤って夫婦の会話を録音した音声ファイルを知人に送ってしまったというトラブルが発生した。
一体どうしてこんなことになってしまったのだろう?
誤作動に誤作動が重なり…
「アレクサ」と呼びかけることによって反応するエコーが、夫婦の会話の中の「アレクサ」という単語に反応し、会話を録音。さらに会話の内容を「メッセージの送信」と誤解し、友人に送ってしまった。
エコーにはメッセージを送信する前に聞き返し確認するという機能があるが、これも誤作動でパスしてしまったようだ。
画像はイメージです
つまり、誤作動で録音して誤作動でメッセージを送信して確認作業すら誤作動でスルーされてしまったということになる。
アマゾンは再発防止に務めるとしているが、それにしてもちょっと穴だらけ過ぎやしませんかね…?
AIスピーカー「エコー」とは?
エコーはAIの「アレクサ」に呼びかけることによって、音楽の再生や、ニュースや本を読み上げてくれるなどの機能がある。またアレクサ対応の電化製品と組み合わせることにより、テレビやエアコンを音声で操作することも可能になる。
Just say "Alexa, remind me to call mom on Mother's Day" and Alexa can make sure to remind you at your preferred time. Alexa even sends a notification to your mobile phone in case you're away from your device. Learn more: https://t.co/oGeABtQWVo pic.twitter.com/e9W9pmhauw
— Amazon Echo (@amazonecho) 2018年5月4日
そしてエコーはただの便利家電ではなく、AI(人工知能)スピーカーである。つまり、「育てていく家電」なのだ。
そういった面白さも相まって、エコーはガジェットマニアのみならず、様々な層から人気を集めているのだが…。
便利さと個人情報の保護とは、なかなか両立が難しい問題なのかもしれない。
・・・・・・・・・・・
とかく「盗撮」や「盗聴」のリスクが叫ばれるAIスピーカーだが、悪意ある第三者でなく単なる誤作動でこのようなアクシデントも起こり得るということを考えると、ますます購入を躊躇してしまいそうだ。
かくいう私(高勢)も1歳の息子に対し、「ウンコぶりぶり~」とか「ち○ちん小さい丸」と呼びかけるなどの奇行が目立つ。万が一こんな姿が流出したら、社会的な死は免れないだろう。
そんなこともあり、我が家にAIスピーカーが来るのはもう少し先になりそうである。
参照元:インデペンデント紙