海中の汚染問題が深刻化する中、またしても海洋生物が犠牲になる事件が起きてしまった。
胃の中に8kgのプラスチック廃棄物
5月28日、タイ南部の海を浮遊しているクジラの姿が目撃された。しかし、発見されたクジラは衰弱しており、地元ボランティア団体や獣医の努力の甲斐もむなしく、数日後に息絶えてしまったという。
そして、その死因は大量の異物を飲み込んでしまったことによるものだった。
เมื่อนำถุงออกมาเรียงกัน วางได้เกือบเต็มพื้นที่การผ่าซาก รวมจำนวน 85 ชิ้น
*เพิ่มเติม มันไม่ใช่ถุงดำนะคะ เป็นถุงพาสติกธรรมดาๆนี่แหล่ะค่ะ สีน้ำตาลดำเกิดจากน้ำย่อยในกระเพาะอาหารเคลือบมันไว้ค่ะThaiWhalesさんの投稿 2018年6月1日(金)
▲クジラの胃の中から取り出されたプラスチック
クジラの死後、胃の中からは約8kgものプラスチックが取り出されたのである。
その多くはスーパーなどのゴミ袋で、数にしてなんと80を越えていたというのだから言葉がない。
人間の捨てたプラスチック廃棄物が死因
人間が捨てたゴミの犠牲となったのは、ゴンドウクジラ。
ThaiWhalesさんの投稿 2018年6月1日(金)
明らかに様子のおかしいクジラは、多くの人たちの手によって引き揚げられた。
ThaiWhalesさんの投稿 2018年6月1日(金)
しかし6月1日、クジラの様子が急変したのだ。
ThaiWhalesさんの投稿 2018年6月1日(金)
突然口から何かを吐き出し、そのまま息絶えてしまったのである。そして口から吐き出されたものは、5つのビニール袋だったという。
その後、冒頭で述べたとおり、専門家たちによって、クジラの胃の中から膨大な量のプラスチック廃棄物が取り出されることとなったのである。
このクジラは、海に捨てられたプラスチック廃棄物を誤飲してしまったため体調を壊し、そして自らの力で餌を探すことができなくなってしまったのではないかと専門家は話している。
みんなで考えよう『世界海洋デー』
世界各地では、毎年800万トンものプラスチック廃棄物が海に捨てられている。そのなかでも特に、観光地化しているタイやバリ島の海はプラスチック廃棄物で汚染されているという。
今週6月8日は『世界海洋デー』。自然の環境を守るのは世界中の人々の責任であるというテーマのもと、2009年から国連がスタートさせたもので、タイ政府は今回の出来事を重く受け止め、環境保護に対する国民の意識を高めようと注意喚起を促すという。
わたしたち一人ひとりが、ゴミを捨てないということを心がけるだけで、環境保護につながり、そして多くの生き物の命を守ることもできるのだ。世界中の人々が団結するからこそ意味のあるこの取り組み、それに気付くことができれば間違いなく犠牲になる動物たちも減るに違いない。