ホグジラって何?!!
ホグジラとは、豚とイノシシの混血種で、特大サイズのやつ!まるで、もののけ姫のおっことぬしみたいな巨大モンスターである。
こいつがホグジラ!!デカすぎて嘘っぽいが本物!!
Hog(豚)とGozilla(ゴジラ)を合わせて、ホグジラ。メガホッグと呼ばれることもある。ちなみに、英語で~zillaをつける造語みたいな単語は、「すごい〇〇」みたいな意味で、他の単語でも使われるらしい。ゴジラの浸透具合が凄い。
ホグジラは頭が良く、家畜や人も襲い、各地で被害を生んでいる恐ろしいやつだ!デカくて賢くて凶暴!と三拍子そろった化け物だ!!
元々2004年に、アメリカのジョーシア州の農園で発見され、話題になった。上の写真がその時のもの。狩猟ガイドのクリス・グリフィンさんが、突然襲われ、猟銃で反撃に出て、何とかしとめた。写真右に映っているクリス・グリフィンさんの話では、ホグジラは体長3.7m、体重約500kg、牙の長さは23cmあったという。
この写真が話題になり、というか捏造なんじゃねえか?という声もあり、あのナショナルジオグラフィックが番組制作の為、CSIよろしく埋めた死体を掘り起し、調査に乗り出した。結果は、体調2.5m以下、牙は10cmだった。この結果に、グリフィンさんは異議を唱えているが、どっちにしても普通のイノブタよりかは相当デカい。
イノブタは、日本にも以前からいるが、こんなにデカくないし、アメリカのだって普通はこんなにデカくはないようだ。じゃあ、なぜデカくなったかと言えば、近くの魚の養殖場の飼料を食べて大きくなったのではないかと考えられている。確かな情報ではないので、そこはミステリー。
ホグジラ事情は、最近どうなんだ?
2004年以降のホグジラ発見情報もあがっている。SNSでHogzillaで検索すると、色んなハンターたちが自慢げにしとめた獲物と一緒に写真を撮っている。
以下は、ハンターたちの仕留めたホグジラ達。
どや顔。はと胸。
牙がすごい。その銃、戦争用?
お持ち帰り。
何か怖えー!
テキサスの美人ハンター!ハンティング界にもアイドルはいるぞ!
とまあ、まさにリアルモンハン!ちょっと不謹慎だが、家畜や人を襲うこともあり、放ってはおけない。
ただし、劇的にデカイのはなかなかいない。ここからは、中でもデカかったホグジラを紹介!
大物たち、、、
①水をくれ~!!!
手前の小さい豚がどれぐらいの大きさわからないが、相当デカい!テキサスの養豚場に現れた!コメント欄には、「どんだけベーコンが作れるんだ!」とアメリカン・ジョークが飛んでいる!
②ノースカロライナの悪魔
2014年までの数年間、ノースカロライナ州の農村部で暴れ、住民を恐怖のどん底に陥れた巨大ホグジラ!!こいつが、もののけ姫のおっことぬしに一番そっくりだ!
普段は消防士である、ジェット・ウェブがハンター仲間と仕留めるまでのドキュメンタリー。アニマルプラネットが制作した番組の予告編がこちら。世界丸見え!特捜部あたりでやって欲しい!もうやったかな?
③少年vsアラバマの主
2007年、米アラバマ州で、当時11歳の少年がハンティング!!小5かい!!
体長は2.8m、体重476kgの巨体!!家畜のブタならこれを越えるのはいるが、野生で凶暴なイノブタとなると、これはデカイ!!比較対象が子供だが、まるで山のようだ!!これが突撃してきたら、車に乗ってても死ぬな。
このホグジラは、弾丸を8発受けるまで、動きを止めなかったという。しかし、この絵図らは、アメリカならでは。小5に銃持たしたらアカンて。
日本にはホグジラはいるのか?
日本には、今のところ、アメリカで見つかっているような巨大なやつはいないが、作物を荒らしたり、害獣としての被害が出ていたりはする。
その一方で、大切な食料としての存在もある。ホグジラは正直言って、あんまり美味そうではないが、日本の小型のイノブタは結構旨そうだ!あ、でも上で紹介したノースカロライナの悪魔は、解体して肉を皆に配ったらしいから、旨いのかも?でも呪われそう(震)
イノブタは和歌山県のすさみ町が有名だ!イノシシもイノブタも食べたことない筆者であるが、ネットの声を拾うと、どうやら旨いらしい。「ブタよりも濃く、イノシシよりも臭みがない」と、絶賛だ!食ってみたい!
ちなみに、イノブタとブタを掛け合わせた「イノブタブタ」というのをすさみ町では食べられるぞ!これがそう!
【和歌山県すさみ町】 NHK「あさイチ」でも放映!イノブタならぬイノブタブタ?を自前で飼育しちゃったリゾートホテル「ホテルベルヴェデーレ」。 https://t.co/V3OPOhGJJx pic.twitter.com/JsvkL56oA8
— 和歌山県を勝手にPR (@wakayamapr) 2017年1月8日
うまそ~!!
しかし、日本でホグジラが生まれる可能性はあるのかもしれない。なぜなら、巨大化した理由がはっきりしないからだ。同じ家畜を飼っていても、1体だけデカくなる事例はあるようだ。
ひょっとしたら、まだ見つからずに、日本のホグジラは、山奥で生息しているかもしれない。絶対遭遇したくない!クマとホグジラだけは、勘弁してくれ!!
ホグジラは人類のエゴが生んだ産物か、、、
みなさん、元々ブタって、イノシシだったって知ってました?
食用にイノシシの品種改良を重ねて作られたのが、ブタなんです。そのブタが、養豚場から逃げ出し、野生のイノシシと交配し、イノブタとなり、害獣として人間に駆逐される。
この流れを考えると、ホグジラって映画『猿の惑星』的なメッセージを持ったものとして、心に訴えかけるものがある。
ホグジラの豪快な暴れっぷりを調べようとしたのに、「生ハムうめ~っ!」と心から言えなくなる筆者であった。
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