世間がワールドカップの決勝トーナメントで盛り上がる中、もう一つの大ニュースが飛び込んできた。
タイにて、先月末から約10日にわたって洞窟内で行方不明になっていた少年たち全員の無事が確認されたのだ！
Thailand cave rescue ends as schoolboys are found alive after nine-day ordeal https://t.co/9FhEEjiK7L pic.twitter.com/8fYKioCbPL
— Daily Mirror (@DailyMirror) 2018年7月2日
まさに奇跡としか言いようがない救出劇の裏には、国籍を超えた多くの人々の頑張りがあった。
事件の概要
Thailand Cave Rescue: 12 boys and soccer coach found safe after 9 days in the dark
— they'll remain in the cave while water is drained
— nurse and doctor will be sent in
— 'We'll work all night,' officials sayhttps://t.co/qeJZagT6rs pic.twitter.com/2w326qr4Ta— CBSDenver (@CBSDenver) 2018年7月2日
6月23日に25歳のコーチの引率で洞窟に入ったのは、地元のサッカーチームの11歳から16歳の少年12人。
しかし洞窟の中で豪雨にみまわれ水位が上昇し、洞窟から出られなくなってしまったのだ。
全長10キロもの洞窟内を、タイ海軍など地元団体の他、中国、ミャンマー、ラオス、オーストラリア、米国、英国からなる多国籍の捜索隊が、約10日間探し続けていた。
そして日本時間の7月3日未明ついに、少年たち全員を無事で発見したのだ！
想像を絶する空腹に耐えた子どもたち
Thailand cave rescue: 12 boys, 1 coach found alive after 9 days https://t.co/0iM3PhX3IH pic.twitter.com/9GH5AIwSj7
— Mothership.sg (@MothershipSG) 2018年7月3日
少年らが見つかったのは入り口から5キロほどの地点にある小高い場所で、水位上昇を避けてそこまで逃げたのだという。
何度か洞窟に入った経験のある少年らは洞窟内に詳しかったため、安全な場所を知っていたようだ。
英国人ダイバー2人が少年らを発見すると、「何人いる？」「13人！」「13人、素晴らしい！」というやりとりがあったという。
少年らの命に別条はないが、タイ語で「何も食べていないんだ。お腹が空いた」と話す子供もいた。
今後の見通しは？
早く洞窟から出してあげたいところだが、専門家は「無理な救出作戦は死亡事故につながる。必要なものを運び込みつつ、落ち着いて待機させるべき」と指摘。
今後は、潜水可能なメディカルチームが健康チェックを行い、救助活動のために洞窟内の排水も並行して行っていくという。
チェンライ県のナロンサク・オソタナコルン知事の「生還させてからが本当の任務完了」との言葉通り、慎重に救出作業を進めてもらいたいところだ。
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今回被害にあった最年少の子どもは、まだ11歳だという。
どんなに辛くひもじく不安だったことだろうか…。
壮絶な環境に耐えた子どもたち、そして諦めずに捜索を続けた全ての関係者に、心からの拍手を送りたい。
