2030年代、いよいよ人類が火星に降り立つ日がくると言われている。
そして、それが単なる妄想ではなく現実味を帯びてくるようになった。
なぜなら、先日、NASAが人類初の火星に降り立つ人物を発表したからだ。
17歳の女子高生が2033年火星へ!
その人物がコチラ。
米ルイジアナ州に住む女子高生アリッサ・カーソン(17歳)である。
いまから15年後の2033年、彼女が32歳を迎える年に、まだ見ぬ未開拓の惑星『火星』へ、人類で初めて降り立つ最年少者であると発表されたのだ。
3歳で宇宙飛行士を夢見た少女
▲娘の夢を応援し続けた父親
アリッサが火星に興味を抱いたのは3歳の頃だったという。
テレビでみた火星探査車「ローバー」によって映し出された赤い惑星に魅了され、その思いを両親に再三語っていた。
そんなアリッサの思いを知った両親は、彼女が7歳のときにスペースキャンプに参加させた。すっかり宇宙の魅力の虜になったアリッサは、その後18回もスペースキャンプに参加したというのである。
アリッサの宇宙への情熱は高く評価され、12歳になるまでには、カナダやトルコのスペースキャンプにも参加することが認められたのだ。
NASAが認めた彼女の熱意
しかし、そんな彼女にも大きな壁が立ちはだかっていた。
それは宇宙飛行士になれるのは18歳以上という年齢制限が設けられていること。
Excited to be youngest person accepted to Advance Possum Academy https://t.co/pOvav3mOnZ pic.twitter.com/VEGP7TYEcT
— Alyssa Carson (@NASABlueberry1) 2016年8月23日
しかし、史上最年少でアドヴァンス・ポッサム・アカデミーへ入学したアリッサの知識や経験を考慮し、NASAは彼女の申請書を受理したのである。
現在、アリッサは水中トレーニングなど宇宙飛行士にかかせない訓練を日々おこなっている。
しかし、高校にも通う彼女は、必須科目のほかにも、英語、フランス語、中国語、スペイン語の4ヶ国語も習得している最中で、多忙な毎日を送っているようだ。
2033年、火星に降り立ち、そこで食物を育てたり科学的な実験なども行う。約3年の期間を経て地球へ戻る計画を立てているため、アリッサが帰還するのは36歳頃だといわれている。
宇宙飛行士の夢が叶ったら、次は教師か大統領になりたいと話す彼女。17歳の少女の夢は果てしなく大きい。15年後に彼女が火星に降り立つ姿を見られる日が来るのを楽しみにしておこう。