【英雄】戦争難民の少年がW杯トップへ。クロアチア、ルカ・モドリッチ選手の生い立ちに勇気づけられる

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ルカ・モドリッチ選手とは?

7月12日、サッカーワールドカップ準決勝にて、イングランドを2-1で撃破したクロアチア。このチームの中に、一際注目されている選手がいるのをあなたはご存知だろうか。

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ルカ・モドリッチ(32)。

レアル・マドリード所属選手で、これまでに欧州チャンピオンズリーグを3度制覇するなど、世界トップレベルの実力を誇っている。

2016年からは、クロアチア代表のキャプテンにも任命されており、2017年10月にはクロアチア代表として通算100試合出場するという偉業を果たした。

このように輝かしい功績を持っているモドリッチ選手だが、その陰には、私たちには想像もつかない辛い過去が隠されているのだ。

壮絶な生い立ち

▲幼少期のモドリッチ

モドリッチ選手は、1985年9月、旧ユーゴスラビア(現クロアチア)ザダル郊外に住む貧しい家族のもとに生まれた。

彼の幼少期にあたる1990年代はユーゴスラビア紛争に直面しており、彼の祖父もセルビア軍に殺害され、一家は難民として住居を転々としていたという。

そんな厳しい状況の中、サッカーの楽しさを知ったのは7歳の頃。避難先の家の中庭や、ストリートでボールをひとりで蹴っていた。そんな時、地元サッカーチームのコーチ、トミスラフ・バシッチ監督の目に留まった。

”サッカーの父”ともいえる監督は、当時のことを「彼は同じ年頃の男の子より痩せており、小さな体をしていたが、どこか特別な子だと感じた」と話している。

やがてクラブに入るも戦火に怯えながら練習を続けており、丘の上では手榴弾が爆発し、時にはトレーニングしていたピッチにまで破片が飛んできたこともあったという。そんな過酷な中で、彼は才能を花開かせたのである。

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▲クロアチアを勇気づけ、バルカン半島の平和を願うプラカードを掲げるモドリッチ

10歳の頃にサッカークラブ「ハイドゥク・スプリト」を受け「華奢すぎて力がない」という理由から一度は不合格となったものの、そこから諦めることなく努力し続け、18歳にもう一つのクラブ「ディナモ・ザクレブ」のトップチームに昇格。

この時にモドリッチは自分の家族のために家を買い、長年一家を苦しめてきた貧困からようやく脱することができたという。

やがて2008年には海外に舞台を移し、イギリスのトッテナム・ホットスパーFCに移籍。2012年には、現在の所属チームであるレアル・マドリードに移った。

そして2018年、ワールドカップにてクロアチアは決勝戦に入ろうとしている。戦争に苦しむ貧しかった少年が、いよいよ国の誇りをかけ世界1位の栄冠を懸けて戦おうとしているのだ。

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▲レアル・マドリードのメンバーとの集合写真

今なお複雑な事情を抱え、戦争の傷跡が残るクロアチアに誕生した英雄は、多くの人々が勇気づけられていることだろう。

7月16日、日本時間0時には、フランスとの決勝戦が行われる。モドリッチ選手の活躍は見逃せない!

 

参照元:InstagramTwitterGoal.com

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