ジムにはいって突如服を脱ぎだす男
世界には、生まれたままの姿で心身を開放する「ヌードヨガ」というものがある。こうしたヨガを開いているお店は犯罪とはみなさず、温泉などと同様警察から見逃してもらうことが多い。
だが今回、ある男がヌードヨガじゃない普通のジムの中に入り、全裸でヨガをしていた結果、速攻で警察に捕まるという事態になってしまったという!
周りの空気を読まずになぜ全裸に!とつっこみたくなるのも山々だが、どうやら男にも言い分があるようだ。
逮捕されたのは、アメリカ・マサチューセッツ州プレイストーに住む、エリック・スタグノ(34)。
彼はこの日、フィットネスジム「プラネットフィットネス」に入るなり、いきなり服を脱ぎだしたというのである。
そして全裸になるとその辺を歩き回り、ヨガマットをセットして一人黙々とヨガを始めたというのだ。
周囲の人々もその後のメディアの取材に対し、「気持ち悪かった。」「見ていてとても不快になりましたよ。」などと答えている。また、利用に必要な会員登録もしていなかったそうだ。
もちろん、ジムのスタッフが注意すると、スタグノは「えぇ?ここは法律で縛られないところだろ?」と反論してきたため、警察に通報。
警察が到着した時には、スタグノは一糸まとわぬ姿でヨガのポーズを披露している姿で発見されたという。堂々としているあたり、犯罪をおかしている感覚はなかったのだろう。
警察の取り調べに対してスタグノは、プラネットフィットネスのスローガンである「The judgement-free zone(審判なしのゾーン)」という言葉を真に受けてしまったと主張している。
これは「もっとのびのびと自由になろう!」という意味を込めたスローガンであり、「法の効力がない」と示している訳では決してない。
スタグノはその日のうちに約11万円(1000ドル)の保釈金を支払い釈放されたが、9月に改めて裁判が行われる予定だという。