今年の7月後半、ギリシャで大規模な山火事が起こり、国内で過去最悪の被害を残した。
現在、その山火事を生き延びた一匹のイヌが話題となっている。
火事のあった山から救助されたイヌ
災害ボランティアとして活動していたアルテミス・キリアコポウロさんが山火事のあった場所で1匹のイヌを見つけた。
まず驚くべきはその見た目だ。プードルと思われるそのイヌは、「毛羽立ったじゅうたん」とアルテミスさんが例えるほどにくたびれていた。無理もない、炎の熱で毛が縮れてしまったのだろう。
発見当時の様子がこちら。
「どうやって生き延びたのかわからない」
発見されたそのイヌは身体に火傷があり、呼吸障害にもなっていた。まつげも焼けており、かなり近くまで炎が迫ってきていたことがわかる。命からがら逃げてきたのだろう。
関係者の中には「どうやって生き延びたのかわからない」という人もいるほどだ。
現在、その犬はルーコマキスと名づけられ、保護施設で育てられている。毛並みも整えられ、火傷も無事に治療され、順調に回復しているそうだ。
ルーコマキスは飼い主とはぐれてしまった迷子犬だろうと考えられている。
しかし、元の飼い主を見つけるのは難しく、保護している団体は別の引き取り手も募集している。
大規模な災害から生き残った幸運なルーコマキス。どの家庭に引き取られても、きっと幸せな暮らしができるだろう…でもやっぱり元の飼い主に引き取られて欲しいなあ。
この記事を友達にシェアしよう! /
あなたにおすすめ