こつこつ並べたドミノが・・・
ドミノ・・・・・それは気が遠くなるほどの集中力と作業量を必要とし、倒す時にはわずか数分で終わってしまう、そんな途方もないゲームである。それでも忍耐に忍耐をつみあげ、最後に波のように倒れていく様に素晴らしい達成感を感じ、人は更にドミノに夢中になってしまうのである。
だが、そんなドミノ倒しの何よりの恐怖というのは、頑張って立ててきたドミノをうっかり倒してしまうことに違いない。
先日、ドミノ倒しの世界記録に挑戦していたドイツの団体が、記録達成寸前にとあるものが原因で台無しになってしまったのである!!
しかもその原因というのが、小さなハエだったというのだ・・・。
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この挑戦は、8月3日にフランクフルト近郊のニッダという街で開催された。会場には20人が集まり、2週間にわたってこつこつとドミノ並べ作業をやっていたという。
しかし、ドミノをすべてセットする前に・・・
世界記録達成間近だったというのに、次々と倒れていくドミノをみて、参加者の方々はさぞかし絶望したに違いない。
このイベントの発起人であるパトリック・シナーさんという男性は、地元メディアの取材に対し、当時の状況をこのように語っている。
そのハエは連鎖のチェーンの途中から倒し始めてしまったのです。小さなドミノ牌を並べ直す時間は到底ありませんでした。
同団体が使用していたドミノ牌は、人の爪の大きさよりも小さい牌だったため、ハエ一匹の体重にすら耐えられなかったのだ。
更に哀しいことに、ハエが止まる前にすでに59万6229こものドミノ牌をたてており、あと15分で完成だった。
もしこれが成功していたら、4つの世界記録を達成していたことが分かっていたため・・・なおさら悔しい思いをしたことだろう。
この困難にめけず、世界記録を目指してもう一度トライしてみて欲しいものだ。
参照元:DW.com