30周年となった「ウォーリーをさがせ!」
誕生から30年が経った「ウォーリーをさがせ!」。赤と白のボーダーの服を着た男性ウォーリーを探す絵本だ。自分が遊んでいたという人、子どもが遊んでいたという人など、一度くらいは見たことがあるのではないだろうか?
パッと見ただけではウォーリーを見つけることはできず、躍起になって探してしまう。かくいう筆者も、小学校の図書館で、読書の時間に読みふけって(遊びふけって?)いたものだ。
現在、そんな「ウォーリーをさがせ!」に関する、最新のマシーンが開発され、話題になっている。
それがこちらだ。
おわかりいただけるだろうか?この機械は、”全自動ウォーリー探索マシーン”だ!
”全自動ウォーリー探索マシーン”
マシーンに取り付けたカメラでページを認識させると、その中から事前に学習したウォーリーの画像と一致する人物を探し出す。その時間はおよそ4.45秒。人間では歯が立たないことがわかる。
このマシーンを製作したのはレッドペッパーという広告制作会社。グーグルの画像認識技術を利用しているという。驚くことに、プロジェクトを進めたマット・リードさんは、これまでに同技術を使ったロボットの開発を行ったことはなかったが、およそ1週間で”全自動ウォーリー探索マシーン”を完成させたという。
すげえ…けどなんで「ウォーリーをさがせ!」でそんなマシーンを使おうと思ったのだろうか…
とはいえ、この技術が発達すれば、街の監視カメラの映像から指名手配犯を探し出すということも現実的になってくるかもしれない。すごい時代になったなあ。
何かと機械化・効率化が叫ばれる昨今。図書館から借りてきた「ウォーリーをさがせ!」で、肝心のウォーリーに鉛筆で大きな丸印が描かれていてイラッとするくらいの心は持ち合わせておきたいものだ。