火事の現場は一刻を争う。1分1秒の差が生死を分けることとなる。そんな場所では些細なことにはかまってられない。例えば、消火栓の前に停められていた車などを気にしている余裕はない。
消火栓の近くに停められた車
本来、日本を含め世界の国々では、消火栓の近くでの駐車は禁止されている。しかし、たまにそんなことお構いナシに車が停められていることがある。
そんな状況で実際に火事が発生したらどうなるのか?その結果を撮影した写真が話題となっている。こちらだ。
車の窓から太いホースが差し込まれ、車内を通っている。窓のロックが解除されて開けられたのではなく、窓ガラスがたたき割られてホースが通されているのだ。
窓ガラスがたたき割られて
この写真はアメリカ・ニュージャージー州の消防がフェイスブック上で公開したのもの。ニュージャージー州では、消火栓からおよそ3m以内の範囲に車を停めることは禁止されている。「消火栓の前に駐車するとこうなります。消火栓の前に駐車することは違法だということを忘れないで。」というコメントが添えられていた。
消防が到着してすぐに火は消し止められ、死傷者は出なかったようだ。
車の窓ガラスの修理代は、もちろん所有者が払う。いざというときの車がどうなるかということを、身をもって示してくれた。
実際の火事の現場では、車をどこかに移動させて…というような悠長なことをしている場合ではない。車よりも人命が最優先なのだ。車を運転される方は、駐車する場所には気をつけていただきたい。
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