日本でも今や社会問題と化している、万引き。万引きの被害額は、日本だけで年間およそ4000億円ともいわれている。万引きで倒産する企業も珍しくなく、店側は頭を悩ませ続けている。
アメリカでもそれは同様だが、なんと双子を妊娠中の妊婦を万引き犯と間違えたという事件が起こってしまった。
お腹の中のものは何と聞かれても…
ノースカロライナ州に住むシェレル・ベーツさんは男女の双子を妊娠中。
こちらの動画の女性が、ベーツさん本人だ。
事件が起こったのはベーツさんがアメリカ最大のオフィス用品店、ステープルズで買い物をしていたときのこと。警官が近づいてきて「おなかの膨らみの中の物はなんだ!」と問いただした。こともあろうか、警官は妊婦であるベーツさんがお腹に何かを隠し持っていると疑ったのだ。
そんなこととはつゆしらず、てっきりジョークかと思ったベーツさんは「双子よ。男の子と女の子で、34週目なの」と答えた。しかしそれを信じなかった警官が再び尋ねると、ジョークではないと悟ったベーツさんはシャツを少し捲り、大きくなったお腹を見せた。そこでやっと、警官は自分が犯した過ちに気が付いたというのである。
警官が言うには、その店のマネージャーがベーツさんを怪しみ、声をかけるよう警官に指示したとのこと。ベーツさんが直接マネージャーを問い詰めると、たびたび万引きがあっていて過敏になっていたことを認めたという。
ベーツさんはステープルズの本社へクレームを入れ、訴訟を起こすことも検討しているという。
「何の証拠もないのにただお腹が大きいというだけで犯罪者扱いされるなんて、不公平です。再び同じことが繰り返されてはなりません」とベーツさんは語っている。
ステープルズは謝罪し、お詫びとしてベーツさんの買物費用を返金したという。
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冒頭でも述べたように、日本と同じようにアメリカでも万引きの被害は深刻だ。店が過敏になるのは、わからなくもない。
しかし万引きしたところを見たわけでもないのに、お腹が大きいからといって万引き犯扱いするのは、明らかに不当である。
ステープルズには二度とこういうことが起こらないよう努めてもらうと共に、万引き自体が減ることを願ってやまない私(高勢)であった。
参照元:YouTube