家族や友人たちと楽しい夏休みを過ごした人は多いだろう。
しかし、せっかくの楽しい思い出も、ひとつ間違えてしまうと一生忘れることのできない悪夢となってしまうのだ。
橋の上から突き落とされる衝撃映像
8月7日、米ワシントン州にあるモールトン・フォールズ・リージョナル・パークにある橋の上で、ジョーダン・ホルガーソンさん(16)も友人たちと談笑し楽しい時間を過ごしていた。
水面から約18mの高さにあるこの橋から川へ飛び込む若者もいるというが、危険行為として禁止されている。
動画のなかで「私は飛び込まないわよ」と主張するジョーダンの姿が確認されるが、次の瞬間、なんと後方から友人によって川へ突き落とされてしまったのである。
被害者「頼んでない」加害者「頼まれた」
ジョーダンは川に落ちた衝撃で肋骨を6本骨折し、肺に穴が開く重症を負ったが、奇跡的に一命を取り留めた。
担当医師は、18mの高さから水面に叩きつけられるのはコンクリートに当たるのと同じくらいの衝撃を受け、命を落としてもおかしくなかったと話している。
Girl, 16, pushed off 60ft bridge reveals how she feels about pal responsible https://t.co/QDBewyrH2i pic.twitter.com/RxnAMQIf4x
— Daily Mirror (@DailyMirror) 2018年8月11日
▲重症を負ったジョーダン(中央)
ジョーダンを突き落としたのは友人のひとりであるテイラー・スミス(18)。そしてテイラーは、のちのインタビューでメディアに向けてこう発言したのだ。
「頼まれたから押しただけよ」
▲ジョーダン(左)とテイラー(右)の主張は真っ向対立
しかし、一緒にいた友人の証言や動画をもとに警察の捜査がおこなわれ、テイラーはジョーダンを危険にさらした罪で、罰金50万円以下、懲役1年以下の刑が科せられることになった。
友人による裏切り行為で、心身ともに深い傷を負ったジョーダンには多くの寄付金が寄せられているという。
現在、自宅療養中で日に日に回復をみせるジョーダンだが、いまだ呼吸がしづらいと話す。ジョーダンとその家族は、テイラーに医療費の請求をしているというが、今後テイラー側がどのような動きをみせるのか注目したいところだ。