いよいよ3ヶ月後となるアメリカの中間選挙。事実上トランプ大統領への是非を問う選挙にもなり、結果次第で様々な影響が出るだろう。
そんななか、バーモント州知事の民主党候補に立候補したイーサン・ソナボーン氏が注目を集めている。いや、氏というより「ソナボーン君」といったほうが正しいのかもしれない。なぜならソナボーン君は、わずか14歳の子供だからだ!
こちらの画像がソナボーン君本人。スーツ姿は意外とサマになっており、とても来年高校生になる子供だとは思えない?…いやいや、それにしても早すぎるでしょ!?
規定の抜け穴をついた出馬!?
アメリカの被選挙権に関する規定は州ごとに異なっている。バーモント州知事の候補においては年齢制限はなく、唯一の条件はバーモント州に4年以上住んでいるということのみ。生まれてこのかた14年間バーモント州で暮らしているソナボーン君は、その条件を余裕でクリアしちゃってるのだ。
ちなみにソナボーン君、選挙のスタッフには同級生の友人を採用しているとのこと。夏の自由研究のようなアットホーム選挙である。
ソナボーン君の他にも、同じバーモント州知事で16歳の若者が立候補したり、カンザス州では10代の青年6人が立候補するなど、ここのところアメリカでは若者の政治参加が目立っている。
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14歳で政界に入るのはさすがに早すぎると思うが、若者が政治に関心を持つのは非常に有意義なことだ。
日本でも2015年から18歳選挙権が適用されたが、わずか1年で投票率が20%も下落してしまうなど、若者の政治参加はまだまだ浸透していないのが現状だ。
これからの日本を担う若者に関心を持ってもらうにはどうしたらいいのか。いっそのこと日本でも立候補の年齢制限を廃止したら…なんて馬鹿げた考えが頭をもたげてしまう、私(高勢)であった。