先週末、インドで誕生した赤ちゃんがこちら!
1月21日土曜日午前4時23分、インドの病院で Lalitamma(ラリタンマ)さんとChennabasava(チェナバサバ)さんの間に次男が誕生した。その赤ちゃんがまさかの4本足、しかも男性器が2つついていたと世界で話題となった。出産に立ち会った医師は今回の出産は自然分娩だったと話す。
奇形児は『神の子』だと崇められるインド
母親ラリタンマさん(23才)はこの4本足の赤ちゃんをみて「これは神様からのギフトだわ!」と話している。そして今後他の病院へ転院してなんらかの治療をすることを嫌がっているというのである。これはお国柄なのか、もし日本で奇形児が生まれたら治療をするのは当然と考えるのではないだろうか。もちろん妊娠中に何度もエコーや超音波で母親の胎内にいる赤ちゃんの姿を確認することができるので、その段階で奇形児が生まれる可能性というものはわかるはずである。しかしインドではそのような医療の体制はまだ整っていないのが現状だ。
家族からのアドバイスもあり、ラリタンマさんはカルナータカ州西部のバラリにある専門施設を赤ちゃんとともに訪れることにした。それでも彼女は赤ちゃんをこのまま育てる準備は出来ているという。その背景には金銭事情も大きく関わっていて、貧乏がゆえに高額な治療費を支払うことができないからだとラリタンマさんは話す。
しかし出産に立ち会った医師もラリタンマさんたち家族にヴィジャヤナガラ医学研究所を紹介したため、そこで現在赤ちゃんは監視下に置かれ奇形の治療をすることも考えているようだ。
インドで誕生した奇形児はまだまだいる!
インドでは複数の手足をもつヒンドゥー教の神『ガネーシャ』が崇拝されていることから、このように複数の手足を持つ赤ちゃんが誕生すると「神の生まれ変わりだ!」と言われているのである。そんな奇形の赤ちゃんをひと目みようと遠方から訪ねてきたり祈りを捧げに来るというのだ。国が変わればこんなに違うものなのかと驚いてしまう。
インドでの奇形児発症率が高いというのにはさまざまな憶測がある。カースト制度のために近親婚が多かったり、その地域の生活環境なども関係があるといわれているが真実は定かではない。複数の手足だけでなく、頭部が2つという赤ちゃんも以前誕生したことがあるが、健康的な面を考えるとこのような奇形児が生まれる確率が少しでも少なくなればいいなと思うのである。
【先週誕生した4本足の赤ちゃん】
【神の生まれ変わりと祈りに来る人が絶えない4本足4本腕の赤ちゃん】
参照元:The Times of India、YouTube①、②