様々な新機能
今では知らない人はいないであろう、iPhone。Apple社が開発している世界で高いシェア率を誇るスマートフォンだ。初代iPhoneが2007年に販売開始されて以来、進化を続け、2017年1月現在iPhone7が最新機種である。
毎回、新機種が発表される前に話題になるのが、新たな性能だ。多くの人がAppleからリークされる情報などから予想をし、ネット上では、さまざまな新機能についての情報が飛び交っている。それだけiPhoneシリーズが世界で注目されているという証拠だ。
そんな中、今年の発表が噂されているiPhone8にも、もうすでにさまざまな新機能についての噂がたっている。多くの情報が交錯する中、もっとも信頼度が高いといわれているのが、台湾人アナリスト、ミン・チ・クオ氏(Ming-Chi Kuo)が発信する情報だ。
今回は、彼が予想した、iPhone8に追加される可能性がある新機能を紹介していこう。
OLEDディスプレイの搭載
これまでのiPhoneはLCDディスプレイ、俗に言う液晶ディスプレイが搭載されていた。しかし今回、iPhone8にはOLEDディスプレイが搭載されるというのだ。
OLEDとは、有機ELとも呼ばれる。液晶は電気エネルギーが光と熱に変換される。それに対し、有機ELは電気エネルギーを光にしか変換しないため、液晶よりも高い効率で発光させることができるのだ。
他社のスマートフォンには、以前から一部使用されていたが、iPhoneではこれが初めてだということもあり、ファンにとってはビッグニュースのようだ。
ホームボタンがなくなる?
なんと、クオ氏によると、あのおなじみのホームボタンが無くなってしまうというのだ。
iPhone8からは、ホームボタンなどの合金部分を無くし、全面ディスプレイに切り替えると予想しているようだ。
これは、iPhone8から導入されると噂されているワイヤレス充電のスピードを安定させるためのようだ。どういうことかと言うと、合金部分の許容できる周波数の範囲が、ワイヤレス充電の際に発せられる周波数と違うため、充電速度が落ちてしまう。だったら、取ってしまおうということだ。つまり、ワイヤレスの充電速度を速めるためにはホームボタンなどの合金部分は邪魔だという考えだ。
ホームボタンは、見た目は変わることはあっても、今まで全ての世代のiPhoneについていたということもあって、無くなってしまうのは少し寂しい。
顔認証機能の追加
ホームボタンがなくなるということは、指紋認証にも変化があるということだ。
クオ氏は、従来の指紋センサーから、ディスプレイ下内臓の光学センサーに切り替わると予想している。それだけでなく、セキュリティ向上のため、最終的には指紋認証に代わる、顔認証ロック解除システムを導入する計画があるのではないかと踏んでいる。
しかし、顔認証ロック解除システムの導入には、大きく3つのの問題があるようだ。
1.アルゴリズムの問題。アルゴリズムとは、数学で言う問題の解き方や具体的な手順のこと。この場合だと、顔を認識して、ロックを解除するまでの手順と方法。つまり、複雑なコンピュータプログラムが必要であるということだ。
2.ハードウェアのデザインの問題。ハードウェアとは、コンピュータの物理的な部分。つまりデジタル回路やハードディスクなどのことだ。
3.本人確認と認証のためのデータベースの構築と処理速度の問題だ。
クオ氏は、これらの問題は年内中に解決され、システムが導入されてもおかしくないと考えている。
顔写真でもロック解除できてしまうんではないかとか、暗闇で使えるのかどうかなど、疑問は多く浮かび上がってくる。
しかし、もし本当に導入されたならば、すばらしいことだ。SF映画でもでてくるテクノロジーが実現されるなんて、とてもわくわくしてしまう。
発売日は?
iPhone8の発売日についても、いくつかの噂がある。ひとつは、2017年の秋ごろ。もうひとつは2018年まで持越されるというものだ。OLEDの供給が間に合っていないという噂があるからだ。
Appleさんの投稿 2016年7月27日