ゴキブリ。世界で最も嫌われているといっても過言ではなく、その姿はおろか文字ですら目にしたくない人のためにGという呼称が広まるほどである。
しかし意外なことに、そんな嫌われ者Gを模したロボットを救助に活用しようという研究が進められている。
しかも開発しているのは、あの超名門・ハーバード大学だというのだ!
動きはちょっとキモいけど…
こちらの動画が、ハーバード大学のマイクロロボット工学研究室が開発した「ハマー(HAMR)」と呼ばれる小型ロボットだ。
ぶっちゃけ、動きはやっぱりGに似ていてちょっとキモい。しかしこのハマー、めちゃくちゃスゴいロボットなのだ!
重さわずか1.7グラムの機体は陸を歩くだけでなく、水中歩行や潜水・浮上が可能。小さいながら、オールマイティーな活躍ができるといえるだろう。
「潜水」するときは、足につけた電極パッドに電圧をかけ、強力な振動を起こし水に割って入る。逆に「浮上」するときは、浮上時にかかるロボットの2倍の負荷に耐えうるよう前足にソフトパッドをつけるなどし、かかる水面張力を分散しているのだという。難しくてよくわからないが、なんだかスゴそうな技術だ!
しかし正直、救助ロボというにはハマーはあまりに小さすぎる気がするが…ハマーは本当に救助ロボとして活躍できるのだろうか?
研究室のケビン・チェン氏は、建物の崩壊時に数百機のハマーを送り、生存者を探すなどの方法に使えると語っている。
また今後ヤモリに似たジャンプ能力を追加するなど、改良することも検討しているという。
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先の日本を襲った大雨、地震、台風。甚大な被害に苦しんでいる人、心を痛めている人も多いだろう。
ゴキブリロボットがあれば、もっと安全にすばやく救助を行えるようになるかもしれない。災害大国日本でゴキブリロボットが活躍する日を期待したい。
参照元:You Tube